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19日目 ひろむ
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遊んで来いって言ったものの、いざ一日帰ってこなかったらソワソワしちゃう。
不良くんの布団に潜り込んで、ぎゅっとベットのシーツを握る。不思議だ、感覚はないのにシーツにシワがいく。嗅覚もないのに思いっきり空気を吸ってみる。空気を吸っているという感覚もないのに。
このベットで、キミはどうして俺の名前を呼ぶの。キミは俺をどう思ってるの。どうしたいの。
「俺が生きてたら、キミと恋愛できたのかなぁ」
あ、むりか。男同士なわけだし。いや、この世は広いからそういう世界もあるよね。うん、ははっ、俺も安い男だよね。
なんとなく、モゾモゾと下着を脱いで、自分のイチモツの有無を確認してみる。幽霊になってから、トイレに行くこともないし、風呂に入ることもないし、オナニーすることもないから久しく息子を見てなかったけど、あ、やっぱりあるんだ。ちゃんと。
下を向いてるちんこを手で軽く包んで触ってみるけど、やっぱり感覚はない。勃起なんてもちろんしない。
「生きてたら、」
キミとセックスしたのかなぁ。
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