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20日目 ひろむ
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今日も不良くんは帰らない。
どうしよう、まさかどこかで野垂れ死んだりしてないよね。
不安になっていると、ドンドンドンッ!!!と、家の扉を叩く音がした。
のぞき穴から不良くんのご帰宅なのか確認してみるけど、そこにたってたのは全く知らない人がいた。
「ゆーーーすけーーー。ひまなんだけどーーー?いるのーー?」
わっけわかんない変な色の髪の毛の青年が二人。え、だれ?不良くんの友達?シカト決め込んでると、ガチャとドアが開いた。エッ!!エッ!!!どうして!!
「あ、やっぱ空いてた。あいつ戸締りほんとしねーよな」
「祐介中にいんのかな?まあ居なくても勝手に入っちゃおーぜ、そのうち帰ってくるだろ!」
不良くんはいないけど幽霊はいますよ!!
ズカズカと入ってきた二人組を追い出すべく、ガタガタと棚を揺らして怯えさせようとしても「ポルターガイストー!ひゃー!はじめてみたー!」とか馬鹿なことを言ってむしろ楽しまれてしまった。
あっ、ちょ、うそ、どうしよ、二人の前に立ちはだかってみるけど、当たり前にすり抜けられてしまう。あーもう、このポンコツボディ!
ていうか戸締りぐらいして行きなさいーー!!
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