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「...ハッ...も、...無理っでちゃうっ!アッ...がまんでき、ないっ.....んー!...」
巫女都は今、我慢を強いられている。
正太郎が帰ってから、巫女都はあれよあれよと言う間に琴子に捕まり、お清めの儀式が有るからとグリセリン浣腸を持ち出され盛大に驚いた。
「......なんで?...僕、便秘してないけど。」
琴子に疑問を投げ掛けるも「黙らっしゃい!」と一喝され、「私がやるのと、自分でやるのどっちがいい?」と琴子に言われ迷わず「自分で」と答えた。説明書を見てちゃんとやりなさいと琴子に浴室に閉じ込められた上、ちゃんとやってなかったらやり直しさせるから。と念押しまでされて今に至る。
「ママ!ここ開けてっ!んー、トイレ行きたいっ!」
「 あと1分待ちなさい。」
必死の頼みも何のその。ママは1分経つまで扉を開けてはくれなかった。
ようやくトイレへ行けたものの、出た途端、今度は浴室に連れ込まれ「身を清めなさい」と言われ、もううんざりでママに問いただす。
「ねー、もー何なの?」
「だから、儀式よ、儀式。」
「 なんの? 」
「......良いから綺麗に洗いなさい。」
歯切れの悪い琴子の物言いに何かを企んでいると巫女都は察したが、琴子が言い出したら聞かない性格なのを嫌と言う程知っているので、渋々それに従う。
言われた通り身を清め、浴室から脱衣場に出ると、いつもの巫女装束の白衣では無く、沙綾型に白く透けた光沢のある寝衣が置かれていて、巫女はそれを手に取り小首を傾げる。
なにこれ。緋袴無いし、これ白衣じゃないじゃん。
「ママー!これ、白衣じゃ無いんだけどー?」
「それで合ってるから。それ来て出てらっしゃい。」
疑問に答えず合ってると言う琴子に巫女都は少し腹が立つ。もう何がなんだかさっぱりだ。
本当になんなの!?説明くらいしてくれてもいいじゃん!!
プリプリしながら寝衣を来て出ると「あら、良いじゃない。正太郎もきっと喜ぶわ!」とママが上から下へ眺めながら言って、何で正ちゃん?とよけいわけが分からない。
「正ちゃん?」
「そ。今夜、正太郎と一夜を共にしなさい。」
ママは他に誰も居ないのに、耳元で内緒話の様にそう言ってきて「泊まれって事?」と聞いたら急にイライラされた。
「だぁー!!違うわよ!エッチしなさいって言ってんの!!」
「 っ!? 」
「巫女都は良くても、正太郎はしたいと思ってるわよ?年頃の男の子なんだから。いつまでも放っておくと浮気されちゃうよ?」
浮気!?.....それは嫌だな、
「......わ、わかった、」
赤面しながらママにそう言うと、「離れに正太郎来るから待ってなさい」と言われ、頷いて素直に従う事にした。けど、少し歩いた所で大事な事を思い出して、ママの所へと舞い戻った。
「ママ、やっぱ僕、正ちゃんとそういう事したらいけないんじゃない?」
蒼い顔で聞く巫女都を見て怖気づいたか?と琴子は何で?と一応聞く。
「...だって僕、一応、巫女やってるから。巫女って...、...あの、...しょ、処女じゃ無いといけないんでしょ...?」
「...別に巫女都は端から処女膜有るわけじゃ無いからいいんじゃない?正太郎とした所で、童貞捨てるわけじゃないし。そっち守っときゃ問題無し!」
悲壮感たっぷりに言った巫女都とは対照的に、琴子は楽観的だ。「さ、行った行った」と手でシッシと琴子が追い払うも「.....ほんとに?」と巫女都は尚も確認する。
「別に私も巫女してた時、処女じゃ無かったから大丈夫よ!!」
「 えっ!?」
「外から見て分かるもんじゃ無いんだから。気持ちの問題よ!ちっちゃい事は気にするなっ、それ、ワカチコワカチコー!」
「......なにそれふるっ。しかも最低。もー、いいや...。じゃあね。」
戯けながら、衝撃の事実を暴露したママに失望し、「パパには内緒ねぇ!」と叫ばれたけどもう無視して今度こそ離れに向かった。
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