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「おば、....琴子さん居るー?勝手に上がりますよー?」
正太郎は夕食後、芳美に追い立てられる様に家を出て巫女都の家の離れへと向かった。
おばちゃんに今夜来いと言われたが、そう言えば正確な時間を確認しなかったし、何故母屋では無く離れなんだと変には思ってたけど、おばちゃんの事だ、どうせ碌な事じゃ無いだろ。
半ば諦めながら離れの中を進むと、障子から灯りが漏れてる部屋が有り、ここだろうと目星を付けて声を掛けた。
「琴子さん、正太郎だけど」
中から返事が無いから、開けますよ?と一応、声を掛けて障子戸をスッと開けたらそこには巫女。
「 え、巫女?.....なんだその格好、」
部屋にはダブルサイズの布団が一組だけ敷かれていて、その側に寝衣を着た巫女がちょこんと正座して居る。
正太郎は一瞬、訳が分からないと思ったが、状況から察するに、琴子がここへ自分を呼び出した理由は、今夜巫女都と事を起こせという事かと分かり渋い顔をした。
えー、こんな如何にも。みたいな感じでやりたくねぇよ...。でも、やらなきゃ後が怖ぇしな...。
「...しょ、正ちゃん、不束者ですが、宜しくお願いします、」
考え込んでたら巫女がその場で三つ指付いて口上を述べてきた。その顔は一目で分かる程ガチガチに緊張してて「おまえは嫁にでも来たのか馬鹿たれ」と突っ込む。
「...ある意味そうなのかも。正ちゃん、僕、覚悟出来てるから。...綺麗に清めて来たし、...後は、...正ちゃんにお任せします、」
「いや、やりにくいわ!」
俺の言葉に少し考え込んた後、巫女はガッチガチでそう言ってきた。巫女に手刀を喰らわしながら俺が言葉を返すと「痛いよ!」と頭を擦る巫女の前に座って手を握る。おばちゃんは怖ぇ。けど、巫女に無理強いしたくない。
「巫女、無理すんな。おばちゃんに言われたからって、したくねぇのにしても意味ねぇよ。な?」
「......したく無くはない。ちょっと怖いだけで...したく無くはないよ。...うん。...正ちゃんはしたく無いの?」
巫女が羞恥に頬を染めながら聞いてきて、俺は本音を暴露する。
「めちゃめちゃしたいっす。」
「 ...いいよ...して、」と言いながらギュッと目を瞑りキスを待つ巫女の顔を見て、俺の理性は綺麗サッパリ消え失せた。
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