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「 正ちゃん、歩くのしんどい。おんぶしてー!」
「流石におんぶで通学はどうかと...、ほら、頑張れ。」
通学中、正太郎は巫女都の手を引っ張りながら歩行を促すも巫女都の足取りは重い。
初めて身体を繋げた日から、連日性行為に励んでいるせいで巫女都の身体はガタガタだ。
それもこれも、巫女都がセックスに慣れ、次の日休ませなくても平気なようにしなさい。と琴子のありがた迷惑な指示のせいだ。
学校に着くなり巫女都は机に突っ伏し、ハァとため息を吐く。それを正太郎は苦笑しながら見つめ自分も席に着いた。
「正太郎、巫女ちゃん具合でも悪いの?」
クラスメイトの結城 智 【ユウキサトシ】が正太郎に話し掛けてくる。智とは中学からの付き合いで、正太郎の親友だ。
「あー、具合は悪く無いと思う。ちょっと疲れてんだよ。」
「...おまえ最低。鬼畜。」
智は正太郎の返答を聞き、間髪入れずにそういう。巫女ちゃんはこんな鬼畜のどこが良いんだか分からん。
「何でんな事言われにゃならん。」
「どうせ巫女ちゃんの疲れの原因はおまえがやりまくってるとかだろ?死ね。」
「ま、そうだけど...。理由があんだよ、理由が、」
正太郎は智に言い訳するも聞いてはもらえず白い目を向けられて、やんややんや言われる。
「理由が何にせよ気持ちいのはおまえだ!そんな羨ましい理由は聞かん!!大体、おまえの元カノのみほも言ってたぞ、正太郎の性欲強すぎるしガツガツ突くから身体ガッタガタって。巫女ちゃん可哀想っ、早く別れりゃいいのに。」
「......正ちゃんそうなんだ。」
「十代の健康な男子なんてそんなもんだろ。みほいい身体してたし、あの頃はセックス覚えたてで気持ちいの何のって。......ん?巫女っ!!?」
机に片肘付ついて智の顔も見ずにお小言の様な話を適当に聞いていた正太郎は、途中から巫女都が会話に参加していた事に全く気がつかなかった。
「これ、柿崎君が正ちゃんに渡しておいてだって!!!」
バンッ!!と正太郎が他クラスの友人に貸していた本を叩き付けた巫女都は、正太郎ににっこり微笑むとスタスタとその場を後にした。
やべぇ...、巫女、めっちゃご立腹だ。
「巫女っ!!」と正太郎が呼び掛けるも、「着いて来ないで!!」と巫女都は一喝して教室を後にし、その怒気に正太郎は蒼白になって後を追えない。
「.......どーしてくれんだよ、めっちゃ怒っちまったじゃねぇか!!」
正太郎に睨まれるも、智は「へっ、ざまあ。」と笑う。そんな智を絶対シバくと正太郎は心に決めた。
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