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「まだ痛む?」
二人部屋の病室で巫女都は正太郎のベッドに腰掛け、正太郎の折れた右足をギプスの上から擦っていた。
「あー、多少な。巫女は?」
「ちょっとズキズキするけど平気。...正ちゃん、僕のせいでごめんね...。」
正太郎の右足を見つめ苦しそうな顔をする巫女都の頭を撫でて正太郎は苦笑いする。
「...んな顔すんなって。な?」
「...正ちゃん、治るまで、僕が正ちゃんの身の回りの面倒看るから。僕に出来る事なら何でもするから、遠慮無く言ってね?」
申し訳なさそうに言う巫女都の言葉に、正太郎は内心ガッツポーズをした。
シャアッ!! 何でもするキタアァァァ!
「...巫女都さん、ちょっとお尋ねしますが、頼み事は幾つまで可能ですか?」
「 ん?正ちゃんが治るまでは幾つでも聞くつもりだけど?」
キョトンと小首を傾げる巫女都に構わず、正太郎は目を閉じ念じる。
二度とくっつくな骨っ!うひょおっ!この際、何から何までして貰おう。こんなチャンス二度とは来ねぇ!
「...正ちゃんどうしたの? 痛いの...?」
「 ウン。痛い...。」
....下半身がね。
想像だけであっさり勃起した下半身が自己主張してて痛ぇ。俺はさっそく、巫女が本当に何でもしてくれるか試してみようと思い、声を掛けた。
「巫女、ちょっと痛いの飛んでけってして?」
「ふふ、正ちゃん、可愛い。いいよ。痛いの、痛いの...」
「....違う、コッチ。」
笑いながらギプスを擦る巫女の手を掴み、性器を触らせると、巫女はギョッとした顔をして固まった。こりゃこのお願いを聞いてくれんだか怪しい。
「 厶、ムリっ!! ここ、病院だしっ! ...や、正ちゃん離してっ!!」
「 何でもしてくれるって言ったじゃん。やってくんねぇと足治んねぇ。」
「 えー、なんでいつもエッチなお願いばっかすんのぉ。」
渋る巫女に良いから良いからと急かし、性器をグッと握らせると、トントンとドアがノックされ、ちょっと派手目な若い看護師が入ってきたもんだから、巫女は慌てて手を離してた。凄えお邪魔虫だ。
「検温だからベッドに戻ってね」と促され、僕はドキドキしちゃっててしょうがなかったから、熱上がっちゃってないかな、って不安になりながらベッドに戻ったら、真ん中のカーテンがシャーッと引かれて体温計を渡された。
看護師さんは「鳴ったら置いといて」と言って正ちゃんのベッドへ行ったから僕はハァと息を抜く。そしたら隣からその看護師さんが正ちゃんに話し掛ける声が聞こえて、僕は思わず耳を欹てた。
「 凄いイケメンだねぇ。高校生には見えない。彼女とかいるのー?」
「...ああ、っと、...居ます」
「 そっか、残念。格好いいもんねぇ。」
正ちゃんと看護師さんの会話を聞いて、猫なで声で話し掛ける看護師さんに少し不安になる。そしたら正ちゃんが「ちょ、ちょっと待った!」と慌てる声が聞こえてきて、僕の不安は膨らんだ。
「 どうしたの?ちょっと足みるだけだから。」
「...いや、...あ、ションベン行きたいんすけど...、」
看護師に布団を捲られそうになり、俺はかなり慌てた。まだやつが完全体に近い。巫女が触ってたもんだから駄々っ子なチンコは空気も読んでくれねぇ。苦肉の策でそう言うと、看護師は「そう」と言ってベッドの下から尿瓶を取り出し「はい出して?」と駄々っ子を出せと言ってきやがったからピンチ。
「...イヤ、トイレ行きます。」
「ふふ、恥ずかしがら無くて平気よ。よいしょ、あらっ!」
「 ちょっ!?」
拒否したのにも構わず、布団を剥いでパンツを下げてきた看護師に俺は慌てる。そんな俺にお構い無しに、多少萎えてきたものの、まだ若干硬度を保っている駄々っ子を看護師はうっとり見てやがる。その上握ってきやがったから小便はでねぇんだけどと思う。
「...出したいのはオシッコ?....それとも、」
顔から火が出そうな隣の会話を聞いてた僕は、もう我慢の限界だった。声も掛けずにシャッ!とカーテンを開けて、看護師さんに「体温計鳴りました!!」と体温計を差し出すと、正ちゃんを睨み付けた。
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