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「 おっ?マジか友里!?巫女都連れて来れたの?」
隣の部屋に入ると、下着姿の琥太郎がベッドでタバコを燻らせており、巫女都の姿を見て物凄く喜んでる。
「....オジャマシマス、」
ガチガチに緊張しながら巫女都がそう言うと、琥太郎は友里を盛大に褒め、そんな琥太郎に正太郎はうんざりした顔をする。これが自分の兄貴だと思うと悲しい。うっかり巫女に手を出されたりしねぇように釘刺しとねぇとと、正太郎はハッキリ言う。
「勘違いすんな、見るだけで混じんねぇよ。大体、どんな性癖してんだよ...。混じれだとか、見ろだとか。なんでおめぇのセックス見ねぇとなんねぇんだよ。」
「 別に正太郎は要らねぇよ?巫女都さえ要りゃあ。」
二人のやり取りを見た僕は必死に正ちゃんの腕に縋り付く。勉強はしてみたいけど、琥太ちゃんの言葉で既に卒倒しそう。
「 正ちゃん行かないでっ!!一人じゃムリ!!...お願いっ、」
......超ー可愛いんですけど、
フルフル震えながら懇願する巫女都に、その場の3人は同じ事を考えていた。
「じゃあ、そこ座って見ててね?...ちゃんと見てなきゃ駄目よ?」
バサッとTシャツを脱ぎ捨てながら言う友里に、巫女都は思わず目を逸し聞く。
「...本当に、見ちゃって良いんですか?...あの、恥ずかしく...無いんですか...?...人に見られるの...」
「あーもう無いなその感覚。私、風俗嬢で、セックス依存症なの。趣味と実益を兼ねてるのよ。幻滅した?」
からから笑いながら言う友里に、巫女都は首を振り本心を伝える。
「...必要なお仕事だと思います。それで救われてる人も多いはずですから。」
友里はその答えに目を丸くして驚き、巫女都に今までに無い位、真剣な顔で言う。
「凄っく良い子ね。...ねぇ普通カップルのセックスって愛情の延長でしょ? だから一方通行じゃ駄目なのよ。して貰った分返せば、愛は深まるわよ? 羞恥の先に快感があるの。だから、そこを超えなさい。後は想像力とテクニック!分かった?」
羞恥の先に快感がある。この言葉を以前どこかで聞いた覚えがあるな、と思いながらも巫女都は友里の言葉に頷くと、言われた事を頭の中で反芻した。
して貰った分返す。想像力とテクニック...。全部僕には皆無だな...。
なんとか見て、少しでも何かを習得しよう。とやる気がみなぎったが、友里がフェラチオを始めると直ぐに巫女都は赤面し、やる気より羞恥が勝る。
「......平気か?」
スウェットをギュッと握り縋ってきた巫女都を心配して正太郎がそう聞くと、「...ダイジョウブ」と小さい声で呟かれたけど、顔見てりゃ大丈夫じゃなさそうで俺は苦笑した。
ジュポジュポと卑猥な音が響く中、巫女都は真剣にその行為を見つめていると、そんな巫女都に琥太郎が話し掛ける。
「...っ、...巫女都、やりたくなったらいつでも言えよ?」
「.....そうなったら正ちゃんに言うから大丈夫、」
「 俺のが、気持ちよくしてやれるぞ?テクもブツも正太郎より上だから。」
自信満々の琥太郎に、巫女都はキョトンと小首を傾げる。
「...テクニックは知らないけど、琥太ちゃんより、正ちゃんのがおっきそうだよ?」
「「 えっ!? 」」
巫女都の言葉に琥太郎と友里は驚き、正太郎はほくそ笑んだ。
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