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「......痛っ...っ...」
再び挿入を始めた翼に、智は苦痛の表情を浮かべて奥歯を噛み締め息を詰める。
その様子を見た巫女都は、握る手を優しく擦りながら声を掛けた。
「....頑張って。痛いの最初だけだから...。」
巫女都の言葉を聞いても尚息を詰める智に、正太郎はその性器を扱きながら声を掛ける。
「...おら、息を吐け、ケツ孔全開まで開けよ!」
「...んあ、...んな事...したら...っ...腸がっ...ッハ...出ちまう...だろがっ...」
「...腸でもウンコでも出して、代わりにこいつのブツとっとと挿れろや。おまえのケツ孔に俺の今夜が賭かってんだからよ!」
正太郎の手淫のお陰か、下らないお喋りのお陰か、上手い具合に力が抜けていって翼の性器が少しずつ埋め込まれていく。
「...智っ、...っ...もう少し...だからっ...」
翼の表情が恍惚な面に変わり、そう言うと智はうんうん頷いていて、翼と巫女都が頑張れと智に声を掛けているのを、一歩引いた目で見ていた俺はは思う。
...なんだコレ。まるでドキュメンタリーで見た立ち会い出産じゃねぇか...。智は妊婦であいつは不出来な旦那。巫女は看護師で、俺は産科医ってか。まぁ、出すのは赤ん坊じゃ無くて、精子だけどな。
そんなアホな事を考えていると、遂に翼のブツが根元まで埋め込まれて、それを見た俺は智に声を掛ける。
「 よし、全部入ったぞ! 後は..... え!?」
「........うっ....」
俺が智に声を掛ける最中、少し前後に腰を振った翼がブルッと震えたからおいおいまさかだろ!?と思ったら、ヤツは少しして脱力し、気まずい表情を浮かべてる。
おいおい嘘だろ...。...早漏で候う、ここに見参ってか?.....シャレになんねぇだろ。
俺がそんな事を思いながら、唖然として翼を見ていると、訝しげな顔をした巫女が聞いてきた。
「.....正ちゃん、どうしたの?...何か問題?」
「......いや、...出ちまったみたい...だぞ?」
「「 えっ!!? 」」
正太郎の言葉を受け、巫女都と智は声を揃えて驚き、少しの間気まずい沈黙が流れたが、正太郎がその沈黙を破り翼に聞いた。
「...おいあんたさ、まだ出来んだろ?やっとの思いで挿れたんだから、そのまま抜かずにしてやれよ。」
正太郎の言葉に従わず、翼は性器を抜くと悲愴な面持ちで言う。
「...一度寝ないと、復活出来ないんだ...。智...、本当にごめんっ!」
「おい!てめぇ!!やりもしないうちから諦めてんじゃねぇっ!!.......? 」
自分勝手な言い分に正太郎がキレて怒鳴り付けると、智が盛大に笑い出した。
「 ぶっ、あははははははっ」
そんな智を巫女都は不安げに見つめ、正太郎は頭がおかしくなったのではと疑う。
「...あー、おっかし。つか、マジで2人ともサンキューね!大体概要は分かったわ。後はちっと、2人にしてくんない?」
苦笑いを浮かべながら言う智に、正太郎も巫女都も何も言わずに従う事にした。
性交渉のレクチャーという不可思議な事は、こうして何とも腑に落ちない結果で幕を閉じた。
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