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不思議なメンバー 2
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(まただ…)
胸元を撫でながらその感覚が何なのか不思議に思っていると…
「お待たせいたしました」
可愛い女性店員が、はにかむ様な笑顔でお盆に乗せられた料理を自分達の目の前に置いていく。
鷹司が中でもタイプなのか、やけにチラチラと見ては頬を赤くしては微笑んでいる。
「では、ごゆっくり」
そう言って店員は、他の人にはバレないように鷹司の手元に一枚の紙切れをスッと置きその場を去っていく。
だがそれもらった当の本人は、その紙切れの存在など気にせずに自分の料理を食べ始めてしまう。
(やっぱりモテるんだよな…)
彼はここの常連でもある訳で、勿論先ほどの彼女にも数回はあったことがあるはずである。
「うっめ〜!」
出来事に気づいていない2人は運ばれてきた料理に舌鼓を打ち、美味しそうに表情を和らげている。
(気にするだけ無駄だよね…)
馨も自分の頼んだ料理を1口食べ、その美味しさに少しだけ頬を緩ませた。
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