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不思議なメンバー 3
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昼食を食べ終え、まったりとしている神代と学校の資料に目を通しては、ペンを走らせる鷹司
そんな中、棗がトイレへと席を立ち居なくなってしまう
(このタイミングで…)
正直席を離れてほしくは無かったが仕方の無い事だと割りきり、馨は大人しく棗の帰りを待った
「…飯食ったらまた眠くなってきたな〜」
不意に黙っていた神代が口を開き、その言葉にピクリと肩を震わせる馨
(び、びっくりした…)
「んあ?どうした白雪姫ちゃん」
「…白雪です。別に…なんでも」
神代の言葉にぶっきらぼうに答えると鷹司が代わりに代弁してくれる
「お前が無理やり連れ出すから居心地良くないし、肝心の穂高もトイレい行っていないから神経がピリピリしてるんだよ」
「あ〜、なるほどね~…ってそんな風に思ってたの!?」
まるで今知ったかのような言動に鷹司がため息をつく
「当たり前だろ、誰がどう考えたってそうしか考えない。俺だってこんな状況になったらそうなる」
「俺は白雪姫ちゃんと」
「その白雪姫ちゃんっての何とかならないのか…」
大きなため息をつきながら鷹司が神代にやめるよう言う
「えー、可愛いじゃん」
「可愛いでつけるな。お前女子高が勤務地だからって思考回路まで女子高生か」
2人の会話を聞いていた馨は神代が女子高の教師なのだと知る
(どうでもいい事ではあるけど…)
「まぁ、あの空間に居ればねぇ~」
神代は眉尻を下げ苦笑すると、ちょうど棗が戻ってきた
「…なんの話してるんですか」
馨の横に腰をかけ、神代と鷹司の話を聞き神代がその問いに答える
先程まで趣味の話をしていたからなのか、なんとなく2人が打ち解けてきている様な気がした
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