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修学旅行1
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修学旅行当日
馨は早起きをすると窓から棗の家を見た
(もう起きてる…)
眠たい瞼を擦り棗にメッセージを送ると棗がは気づいたのかカーテンを開けこちらを見ては手を振っている
『早起きなの珍しいな』
『棗、今日から居ないしね』
『ちゃんと学校行けよ?』
「わかってるよ」
メッセージの内容を見てクスリと笑い馨も手を振り返すと邪魔したらいけないと思いカーテンを閉めた
(棗は俺が居なくても楽しく過ごすんだろうな…)
不意に襲ってくる虚無感に胸が締め付けられるが行かないと決めたのは自分であってそれに棗を巻き込むのはお門違いだ
抑制剤の入ったケースから薬を取り出すと口に放り込み不純な気持ちと一緒に飲み込む
「…学校、準備しよ」
重たい腰をあげ登校の準備をする馨であった
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