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薬と見知らぬ手
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クスリが効いてきたのか、ベッドに横たわり眠気と戦う馨の前に黒い人影が現れる
(……棗…?)
ぼやける視界の中、人影は馨の目の前に何かを置き、その空いた手で小さな馨の頭を数回、優しく撫でた
「…ん…。」
大きくて暖かい手だった
「忘れものだ。……あんな所に置いておいたら危ないだろう」
「………。」
その暖かさが妙に安心でき、馨はそのまま眠りへと落ちていった…
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