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効果 1
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夕飯をご馳走になった後、馨はジャケットが乾くまで鷹司に警戒しながらリビングにあるソファーに座っていた
(…なんにもしない。なんにもしないって言ったんだ。)
鷹司の夕飯前の一言を思い出し、落ち着かせる
(にしても、広い家だな。)
高級マンションなのだろうか、リビングが広く、家具も良い物が揃っている
「…落ち着かない。」
このような環境になれていないせいか馨は目線を右往左往…
挙句の果てに、こてんとソファーに膝をおったまま寝転んだ
「……。」
こういう時の対処法が何もない。
だからなのか、さっきから胸の鼓動が妙に早かった
「寝るんじゃないぞ?…襲っちまうかもしれないからな。」
遠くで鷹司の声がし、反射的に起き上がり背筋を伸ばす
「嘘だ。…まぁ、あながち間違ってはいないがな。」
それだけいうとリビングを後に去っていく鷹司
(……番だからか。)
同じ空間にいるだけで、互いが互いを求めてしまう
しかも、彼の部屋で馨に逃げ道はない
(ダメダメ、考えない。考えちゃ…)
そう思うのに…
身体はいうことを聞いてくれなかった
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