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家庭科 3
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(騒がしいな……。)
三時間目と四時間目の休み時間。馨は外の空気が吸いたくて家庭科室を出ていた。
「…ふぅ。」
やっと一息つける。そう思っていると、向かいから会いたくもない人物が現れる。
「……?白雪。何やってるんだ?」
「鷹司先生……。別に、何でもないです。」
壁にもたれ掛り、視線を逸らす。
「…あー、今日の家庭科はお前のクラスだったのか。」
カップケーキだろ?と言われ、期待しているような目を向けられる。
「あげないですよ。」
「残念だな~?…もしかして、番犬くんにあげるのか?」
お道化たかのように言ったあと耳元で囁くように言われ、背筋がゾクリとする。
「っっ!!…か、関係ないじゃないですか…っそんなこと。」
「関係はあるだろ?俺とお前は互いが互いを求めあう存在だ。お前の物を欲しがるのは当然だ。」
熱いくらいの吐息をかけられ馨の足腰が立たなくなりだす。
「昼に屋上で待ってるから。作ったそれ…持ってこいよ?いいな?」
くびれのラインを細く長い指に撫でられ、馨は小さく声を上げた。
「んっ…!」
反射で首を縦に振り、その快感から逃れるかの様にその場にズルズルと座り込んだ。
「あ!!鷹司せんせぇ~!!!何やってるの?」
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