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崩れる 3*
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保健室に戻ると中は甘く、自我を忘れそうな位の香りが部屋に充満していた。
「…っ、凄いな。」
鼻を袖で覆いながら馨の寝ているベッドまで向かう。
「薬、飲んでないのか?」
その言葉に布団の中で丸くなっていた馨が恐る恐る顔を覗かせ、首を横に振った。
「…飲んだ、っはぁ…けど、効かな…ぃっ!!」
苦しいのか荒い呼吸を繰り返し、こちらをジィっと見つめては何かを要求している。
「…見てるだけじゃ俺は解んないぞ?どうして欲しいんだ?」
少し苛めてやりたくなり、意地悪を言ったつもりだったが…
「抱いて、ほしッ…ぃ、んぁっ…!!」
「…!!」
「せんせ、の…ほしいッ!…ハァ、おねがぃ…も、おかしくしてぇ…」
馨はして欲しいことを素直に口にし、起き上がりすがりながら鷹司の服の袖を引っ張る。
目からは涙が溢れ、閉まらない口からはだらしなく涎が零れていた。
頬も真っ赤に染まり、暑いからか胸元の開いたワイシャツから見える鎖骨には汗が伝っていた。
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