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矛盾する
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あの件から3日が経ち…
発情期も終わった日曜日の今日、馨は家で1人じっとしていた。
あれから鷹司が近づく事がなくなり、嬉しいはずなのに何だか物足りない感覚がまとわりついている。それは鷹司を見る度に思い出し欲し、求めていた。
(ムカムカする……。)
どれもこれも、自分が無意識であったあの時間に身体が正直に求めた快感のせいだ。
身体はこの前のあれの続きを要求しているのだ。
(確か、気がついたら服が脱げてて…それで…後ろに指が入ってて…あいつが首に噛み付きそうで…)
思い出しただけで身体が火照るように熱くなる。
(あの時の先生が怖くて…訳が解らなかったし…。噛まれちゃダメだ、止めなきゃって思って…)
自分の身体を摩り火照りを冷めさせながら、鷹司でいっぱいの頭を振った。
「はぁ……、考えるのやめよう。…もう、何も無いだろうし。」
馨は矛盾する頭と身体を疎ましく思い、ため息をはいた。
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