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1学期 2
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「ッハァ…はぁ…、っ」
息を切らせながらたどり着くと、急な出来事に烏達は驚いて飛び立ち、逃げていった。
頬を伝う汗を袖で拭いながら馨は気持ちよさそうに眠る男を睨みつけた。
(何してるんだろ。俺…。)
馨はこのまま立ち去るわけにもいかず、とりあえず男を起こして別の場所に移動させようと考えた。
膝を折り、芝生の上に立ち膝になる。
「あの…。」
声をかけて、肩を揺すり起こそうと手を伸ばす。
「…スー」
「あのっ!」
「…んぁ?」
少し大きめの声で声をかけ、肩を数回揺すると男の瞳がぼんやりと開いた。
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