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忍!?
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「ここが理科室であっちが図書室、それであっちが保健室!こんなとこかな?分からないとことかある?えと、一之瀬君?」
「忍でいいよ、サンキューな」
「あ、うん、分かった。じゃあ、忍君って呼ぶね?」
「おぅ!やっぱりお前からは忍って呼ばれねぇとな!」
「え?」
「まだわかんねぇのか?忍だよ!海常 忍!今は、名字変わって一之瀬だけどな(笑)」
「忍!?まじかよ!雰囲気と名字変わってたから分かんなかった!七年ぶりか?」
「確かそれくらいだな!」
俺と忍は、幼稚園からのつき合いで親友だった。しかし、四年生の時に父親の仕事の都合上で忍は遠くへと引っ越してしまっていた
「てか、なんで名字変わってんだよ」
「いや、実は俺の親父と母さんが離婚しちまってな...そんで、母さんのほうに引き取られたってわけだよ」
「あ、なんかスマン...」
「いいよ、知らなかったんだしな」
「お、おぅ...あ、あのさ!お母さんといっしょに帰ってきたんだろ?」
「...いや、俺一人で帰ってきたし、それにこの高校に来たのも偶然じゃない」
「偶然じゃない...?」
「あぁ。俊、お前に会いたかったからここに来た!」
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