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到着(忍side)
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「っ!?」
突然俊の声が聞こえた気がした
助けを求めている声が
「真、今俊の声が聞こえた気がした!」
「え!?」
「きっと、今すっごくやべぇ状況なのかもしんねぇ!だから、空耳でも俊の声が聞こえたのかもしれない!」
「あの変態先輩が...!ぜってぇ殴ってやる!」
俺は真の言葉に同意した
何故なら、そういう風に思っていたからだ
急いで行かないと俊が大変な目に合わされる気がしてそれだけでノエルに対する怒りと、自分に対する苛立ちと急がないといけないという焦りが生まれる
「忍先輩!危ない!!」
「!?」
真の声が聞こえた時には既に俺は真に腕を掴まれていた
すると、その前をトラックが猛スピードで走り去っていく
あのまま進んでいれば、俺は轢かれて病院行きだった
「すまねぇ、助かった...」
「焦る気持ちは分かりますけど、落ち着いて下さい!俺もあんまり冷静じゃないけど、先輩はもっと冷静じゃないですよ!」
「分かった、少し落ち着くよ...ありがとな?」
「いえ、分かってもらえたならいいんですよ」
そう言うと、真は安心したように微笑んだ
「そんなことより、着いたみたいですよ?」
「あぁ...」
いつの間に着いたのか分からないくらい動揺して焦ってたらしいことがよく分かった
指定された住所の場所は高級マンションだらけの高級住宅街だった
「俊、すぐに助けに行くからな...!!」
そして、俺たちは一歩足を踏み出して俊の救出へと急いだ...
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