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後悔と救い〜真side〜
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「あーあ、一人ぼっちかー...」
忍さんに上手く言い丸め込まれたとはいえ、あっさりと仲間はずれにされてしまった
「俺だって俊さん抱きたかったのにー...」
ぶつぶつ文句を言いながらリビングのソファに腰掛ける
(いや、俺にはそんな資格なんかない)
ぼーっと天井を見上げながら今日のことを振り返ってみる
(もし、あの時家に送ったからといって油断せずに忍さんが帰ってくるまで俊さんに付き添ってあげていたら俊さんはあんな思いしなくてすんだんだろうな...)
今更後悔しても遅いのは分かっているけど、それでも後悔している自分がいる
どうしても自分のことが許せない...
俊さんを探している間もずっと自分を責め続けた
『なんで1人にしたんだ』
『危険だって分かってたくせに』
『どうせ俺なんて俊さんをきちんと守る力もない』
こんなことをずっと自分に言って責め立てた
でもそんなとき忍さんが俺にこう言った
『後悔ばかりしたってなんも始まんねぇだろうが!今は俊を探すことが一番大事なことだ!!俺にもお前にも俊はかけがえのない存在なんだから!!』
この時、俺は少し救われたように感じたと同時に俊さんも忍さんも失えないんだなって思った
だからこそ、これからも3人で幸せに生きていくことができるようにしていきたいと思った
(あー、なんか甘えたくなってきた...)
まぁ、今頃は2人とも疲れて寝てしまっているだろう
起きてくるころにはお腹が空いてるであろう2人のためにご飯を作ってあげようと思い俺はキッチンへと向かった
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