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平凡な俺。
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チュンチュンッ
鳥の囀りで朝目が覚める。
カーテンの隙間からは、朝の日が差す。
目を覚ますのに、洗面台に行って顔を洗って歯を磨く。
部屋に戻って、制服を着る。
Yシャツのボタンを上まで締めて、ネクタイを結び。ズボンを履いてベルトをしてソックスを履く。
そして、髪の毛をとかして全部を隠す。そして、メガネ装着。
目立つとかそんなのは好まない。
だっておれ?
「平凡上等。」
よし、今日もバッチリ。これで、俺は今日も平凡な一日を迎えられる。
ガヤガヤ
「あ!尚ぉ~♪おはよぉ」
...
よし、スルーしよー。
「え。尚ぉ~。無視なのぉ(泣。」
そうやって、いつも挨拶してくる。茶髪の男。俺はお前なんか知らない。関わんな。
「ちょ、けんちゃん。やめや。なっちゃん困っとるやろ」
そういつも止めに入ってくれるのは、銀髪の長身男。お前はいいやつ。関わんな。
「はぁ、朝から騒がしいな。俺の平凡な生活邪魔すんな。」
うるさい教室の人ごみをかき分けて。俺は、自分の席に座る。あぁ、なんていい日なんだ。誰も俺に見向きもしない。これこそが、幸せ!
「はぁーい。てめぇら席つけ~。今日はてめぇらの好きな転校生が来たぞぉ。喜べー。」
と、何年ぶり?ってくらい姿を現さなかった担任が教卓で話始める。
「はぁ?じじぃ、何しに来てんだてめぇ?
ちゃっちゃと、目の前から消えろや!!」
「あー。朝からあいつ見るとか、今日彼女と別れんじゃね?不吉ー。」
なんですか、最後の人の言葉。糞だな
「まぁまぁ、落ち着けお前ら。転校生入ってこれねぇだろが。」
「あ?舐めてんのかこらぁ!」
「はい。じゃあ、転校生の東堂 春樹君でーす。ぱちぱちー」
と、担任が手を叩くのを確認して。転校生の春くんとやらが入ってくる。
「...。」
その瞬間、皆が静まり返る。
「あ、どーも♪俺、東堂 春樹いいます!
なんか、見た目ちょーしこいちゃってますけど。目ぇつけないどいてあげてください!よろしくお願いしまぁす♪」
と、満面の笑みを見せる春くん。
へぇ、笑った顔ちょー可愛い。
「んー。じゃあ、春樹の席。あの一番後ろの、窓際に座ってる東条 尚くんの席の隣ってことでよろしく~。じゃあ、学校生活頑張ってぇ」
そう言い残して、担任は俺らを残して逃げていった。
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