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31 2度目のキス
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遙side
「…もっと欲しがれよ。俺になら……いや、俺だけに甘えて欲しい」
羞恥で俺の胸に顔を埋めてしまったココにそう告げた。
理由がどうであれ、キスを拒んだヤツにキスは出来ない。
ココのせいで欲求不満なのは確実なのだが、そこまで自分は狂っていない。
俺はココからキスを強請られるまで唇にキスをしないと決めた。
「本当にお前は可愛いのな」
髪を撫でてから、髪にキスをした。
ココをとてつもなく乱してやりたくて、
キスしたくてどうしようもなく焦れったい気持ちをなんとか抑え、背中に回した手を離した。
これが好きという気持ちなのかと言えば、それはまだ分からない。
ただ、ココを守ってやりたくて、放ってはおけなくて。
その気持ちは、ペットに対してでも大体が芽生える気持ちだと思う。
でも、ココをペットとしては見ていないから自分の気持ちがよく分からない。
未成年に対して欲情してしまうのも頂けない。
この変な気持ちは何なんだ?
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