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44 境界線がなくなった日5〜毒と蜜〜
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遙side
『へぇ~朝日奈くんもバスケやってたんだぁ~初耳~』
まぁ、そりゃ誰にも言ってませんから?
『絶対その時モテてたよねぇ~あーもう絶対そうだぁ!』
いや、俺そういうのめんどくさいから断ってたし。
『うんうん!絶対モテてた!』
『どうしたの?朝日奈くーん。全然元気ないじゃーん!』
お前らが来たせいでテンション駄々下がりなんだっつーの。
「最近子ネコにお熱なんよコイツー、今日も早く帰りたくてため息ばっかついてやんの!」
「は!勝手に変なこと言ってんじゃねーよ!」
『えーウソ!?ネコ買ってんの?意外〜♪』
「あ、いや…ただ介抱してやっただけで…」
『朝日奈くんのネコ見たぃ〜♪どんな子?写真ないの?』
あー!!!めんどくせぇ!!!!
大我め!!!勝手なこと言いやがって!!!
しかも、勝手に話進めるな!!!
口角筋がつるのではないかというくらい体裁の良い笑顔を貼り付け、
心の中で盛大に毒づいていたのだった。
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