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55 甘くて優しいねっとり感
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ココside
「っふぁ……っ、あっ」
いつの間にか訳分からくなって、今は高揚感と罪悪感に似た感覚が余韻を包む。
「ご、めなさ…っ出ちゃった……」
恥ずかし過ぎて、今すぐ消え去りたい。
「ひゃ!?んんぁ……まら、イッたばっか…っ」
またゆるゆると扱かれチクチクと快感が神経を啄く。
「まだ全部出てないだろ。」
残滓を出そうと触れてくる。
「んぅっ!ハルの…」
「俺のはいいから」
そう言って汚れた手をオレに見せつけるようにして丁寧に舐めとった。
「……あま」
「っ!何やって……!汚いっ」
「お前、どこもかしこも甘いのな」
そう言いつつ最後に唇をペロっと舐めた。
その仕草がヤラシくて背中がゾクッとした。
それにぽーっと陶酔していると、今度はオレのモノに顔を近づけようとする。
「らめらってぇ……やぁっ、はずかし……」
「大丈夫。気持ちよくなるだけだから」
「ひぁッ…ぁあ…ンぁ…!?」
心の準備が出来てないまま、ねっとりとした温かいものが勃ったままのオレのモノに絡みつく。
そのせいで、間抜けな声が出てしまった。
「どこがイイんだ?」
「ぁあ…っしゃべんらいれぇ……っ!」
先端に息がかかって反射的に腰が浮いてしまう。
「やっぱり甘い」
「甘くないからぁ…っ!もう、許してぇ…ッ」
頭を引き剥がそうとするも体の力がどんどん抜けていくし、腰に力が入らないため全くの無力。
「なに?俺怒ってねぇよ」
「もう、らめなのぉ!きもちいのやらぁ…っ」
気持ちよすぎて訳分かんないし、ちゃんと上手く喋ることが出来ない。
目の奥が熱くなって、鼻もツンと痛い。
「泣くくらい気持ちいい?」
くちゅりと卑猥な水音を立てて、それを口から離しオレの髪を梳きながらハルが尋ねた。
それに対してオレはこくりと頷いて鼻をすするしか出来なかった。
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