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99 本当のこと
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ココside
「最近ちゃんと眠れてるか?調子悪そうだけど」
「怖い夢見るの…。もし、ハルと暮らせてるのが夢だったらって考えちゃったりして…それがすごく怖くて…
あと、ハルに会う前の嫌な事がいっぱい夢ん中に出てくるんだ」
「そのことについてなんだが…
お前と会ったとき、首筋に赤い跡が付いていたんだ。それと関係があったりするのか?」
「いや…それは。そ、それは…」
オレは違うとは言い切れなかった。
だって、それは嘘になってしまうから。
でも本当の事なんて言いえない…。
「俺に言えないこと?」
「……………」
「ほんとの事言ってみな?」
言い出すのが怖い。
それを言うと汚く思われるんじゃないか、嫌われるんじゃないかとか、そんなことばかり考えてしまう。
「オレが何言っても嫌いにならないでね…?」
「何言ったって嫌いにならねぇよ。いつか、ほんとの事が知りたいとずっと思ってた」
と言って軽くキスをして笑ってくれた。
その言葉が本当に心の底から嬉しかった。
「お前のこと、全部知りたい。
だって、お前は俺のだろ?ちゃんと分かってないと信頼してもらえてない気になる…」
「そっか…そうだよね」
意を決して真実を告げることにした。
これはオレのハルと出会う前のお話…。
────────────────
これにてリメイク終了となります!!
1日1ページしか進めることが出来ず、大変ご迷惑をおかけしました(´;ω;`)
これからも読みやすい作品になるよう努めていきます。
作者のわがままに付き合って下さりありがとうございました。心から感謝いたします!
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