アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
107 ココの過去8
-
そうしてオレは、謎のレオという男に毎日のように体の奥を暴かれた。
オレの精子は人気が出て、いつしか優遇されるようになって、この汚れた環境にも次第に慣れてきてしまっていた。
今まで、何が普通だったのかも忘れてしまったくらいに。
名前なんてないのが普通で、こうやって体を揺さぶられて果てるのが日常で…。
オレの生活はもうボロボロだった。
────────────────
ある日オレは聞いてしまった。
『お前も明日で終わりだな。社長はお前のことを大層気に入っていたようだから、残念だ…。』
『やっと終わりか。まぁ、他の人に買われるからどっち道一緒か…。ここから早く出られるだけだもんな』
『良くしてもらえよ。無理だろうけど』
『大金が手に入ったから、もういいさ。このクソみたいな仕事に慣れちまったもんな…。』
その諦めの表情の横顔は、どこか悲しそうで
盗み見していてとてもつらかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
127 / 636