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【Birthday♪企画】5月5日遙は、22歳なりました!!
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ココside
起きたらハルは居なかった。
隣りには、とっくに無機質の冷たさが支配していた。
ヘッドボードにはハルの字で書き置きがあった。
ココへ
おはよう。昨日は俺のために祝ってくれてありがとう。
今日は朝から講義で一緒にいられなくてごめんな。
昼までには戻ってくるから。
帰ってきたら昨日のケーキ食べような!
昼飯何がいいか考えといて。
じゃあ、行ってきます。泣くんじゃねえぞ(笑)
遙より
だって。
「泣かないよぉ…っ」
ちょっと泣きそうになってたのをぐっと堪えて涙を引っ込める。
昨日のおかげで喉にチリっとした痛みが走る。
ハルが書き置きと一緒にスポーツドリンクを置いてくれていたから、これをこくりと飲んだ。
「ハル、早く帰ってこないかなー」
奥にたっぷりと注がれた精子もいつの間にかちゃっかり掻き出され、体もキレイに洗ってくれている。
何も着せてくれていないところがハルらしくて笑ってしまう。
まだ、何かが入っているみたいにむずむずする。
「着る物ないなぁ~」
どうしようかと迷っていたら、ハルの脱ぎっぱなしのロングTシャツを見つけた。
「わぁ…ワンピースになっちゃった」
身長差のせいでロングTシャツがワンピースになってしまった。
下がスースーするけれど、パンツを取りに行くのがしんどいし、面倒だからやめた。
しっぽも別に家だから隠さなくていいし出しておこう。
「ハルが帰ってくるまで寝とこうかな」
そう思って、再びベッドへ潜り込もうとした時、
ちょうど玄関の鍵の開く音が聞こえた。
ピンと耳を立てて様子を伺う。
「ただいま~。ココ起きてるか?って寝てr…」
「おかえりーっ!起きてるよ!」
寝室から飛び出し、一目散に玄関へと走って行った。
「ただいま。泣いてたんじゃねーの?」
ただいまのキスとハグをしながら、からかってくる。
「寂しいって思う一歩手前で帰ってきてくれたから。最初は泣きそうになったけど書き置き見て嬉しくなっちゃって」
「それにしても確信犯だな?こんな格好で出迎えてくれるなんてな?」
そう言って、シャツの裾をめくる。
「ちょっ、ダメっ!下はいてないのに…っ」
「ますます確信犯だな。どんだけエロいか自覚しろよ」
「だって~…パンツ取りに行くのしんどかったんだもんっ」
「それだけで俺の服なんか着るか?」
「こ、これはベッドに置いてあったんだもん!」
エロ過ぎだっての。と苦笑されてしまった。
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