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【Birthday♪企画】5月5日遙は、22歳なりました!!
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ココside
「ほんっと…やれやれと帰ってきたらココがエロい格好してるんだもんな」
ハルが頬杖を付いて、オレの昼食を食べているのを眺めながら言う。
「だから、起きたばっかりでしんどかったんだもん!
パンツ履いたから文句ないでしょ!」
「Tシャツは脱がないんだな」
ニヤニヤと満足そうにして口角を上げる。
「ったく…テロリストめ…」
そんなことを言いながら、うまいか?と聞いてくる。
久々にハルの作るオムライスが食べたくなってリクエストした。
やっぱり、このトロトロの黄金色したオムライスは作れそうにない。
「うん!すっごく美味しい♪」
「ハハッ、ケチャップ付いてるぞ」
「え、うそ」
「ったく、ん…ほら。ゆっくり食べろ?」
「う…」
唇の端にベチャッと付いていたケチャップを親指で拭い取り、何も言わずペロリと舐めとった。
「にゃ!何やって…っ」
「なんだよ。可愛いと思ってついやっちまっただけだよ」
調子乗らないでよ。恥ずかしい…
舐め方がやけにやらしくて、昨日のことを思い出す。
「昨日のことでも思い出した?」
心の中を見透かされてるようで、居た堪れない気持ちになる。
「そ、そうだ!けっ、ケーキ食べようよ」
唐突にそう言って、キッチンに逃げ込んだ。
紅茶をおそろいのティーカップに注ぐ。
冷蔵庫から、昨日のケーキを取り出して傷んでいないか確認した。
「良かった、果物も傷んでない」
クッキーの素材にチョコペンで、ゆっくりと失敗しないように慎重にお祝いのメッセージを書く。
昨日、最後にこの作業をして食後に出す予定だったけれど、あんな事になってしまったから…
いやいや!思い出すな!!!!!!
今思い出しただけでも顔が熱くなる。
買ってきたろうそくを立てて完成
リビングからケーキを待ちわびる声が聞こえる。
「ココ~。早く食べたい~」
ハルは、あまりそんな甘えた口調で何かを言うことがないから、ちょっと可愛いと思った。
「はいはーい!今行くよ~」
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