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初めての世界
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「…ちっ、こんな時間に靴も履かずに出て行きやがって!!」
そうぼやきながら俺は優を追いかけた。
この辺で優が行きそうなところ…
多分公園だ。
優は翔とはあんまケンカしてなかったけど、親が死んだ直後とか…落ち込んだ時や悩んでる時はあの公園にいることが多い。
…そうだ、俺はこんなにも優を知ってる
でも優は翔のことは知ってても、鏡とは初対面なんだよな…
急に翔が鏡になって、ヤれば戻るとか言われて、混乱しない奴なんていないか…
正直、嬉しくて舞い上がってたんだ。
翔越しでなく自分で見る初めての世界に、
自分で話して初めて人と関係を持ったことに、
翔ではなく鏡として俺を見る優に…
とりあえず優を見つけて謝ろう。
そう決めて俺は公園に向かった。
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