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学校 2
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拓哉と鏡を連れて空き教室に入る。
さて、どうやって説明するか…
…こういうのやんわり言うの苦手なんだよなー…
もういいや、直球で言ってしまえ。
「拓哉…驚かずに聞いてほしいんだけど、
翔は二重人格者だったんだ」
「…マジで!?
え、じゃあ今日の翔はいつもの翔とは別の人格ってこと?」
「ああ、そうゆうこと。
理解が早くて助かる」
「ややこしいから俺のことは鏡って呼んどけ」
「お、おう。なんか大分性格違うな…
あ、俺は拓哉だ。塚本拓哉。翔と優とは中学から一緒だった。」
「顔は知ってた。拓哉な、覚えとくわ」
…なんでこいつら普通に会話してんだ…
俺なんて未だに鏡とうまく話せねえのに…
「うん?俺の顔を知ってるってことは、翔と記憶は共用してんのか?」
「ああ、まあ簡単に言えば翔の見聞きしたものを翔の中で映像で見てたって感じだな。
名前は覚える気がなかっただけだ。」
へー、そうだったのか…
だから俺のことも知ってたんだな。
…んん!?
「え、ちょっと待って!
今は鏡の中に翔がいる状態だろ!?
翔も今の俺らの状況は見えてんのか!?」
「いや、見えてない。
正確に言えば俺が見せてない。」
俺の脳みそはさっきから付いていくので精一杯だ…
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