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初めての…
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放課後、鏡はバスケ部があったが、さすがに俺はそこでフォローは出来ないのでサボることにした。
俺は美術部に入っているが今日は活動日ではない。
…というわけで二人で帰っているのだが…
…気まずいっ!!!
と、そこで鏡が口を開いた。
「俺ちょっと買うものあるから、先帰っとけ」
「? う、うん」
なんだろ…
ま、買い物くらい問題ないし気まずかったしいっか。
そうして俺と鏡は別れた。
汗をかいたので家に帰るとすぐに風呂場に向かった。
鏡と…する…のか
実は男同士のそういう行為についての知識はあまりない。
ただ、う、後ろを使うってことだけは何となく知ってる…
「ここに…」
ここに翔のが…
本来排泄に使うそこに物を、しかも男性器を入れるなんて想像もつかなくて怖くなる。
震える指がそこをなぞるが、ぞわりと鳥肌が立ったので止めた。
怖い。
けど、こんなところを人に…鏡に見られて触られると考えるだけで堪らなく恥ずかしくなった。
風呂場の鏡に映る自分の顔は真っ赤で、シャワーから水を出して頭から被る。
そして俺はいつもより念入りに念入りに体を洗って風呂から出た。
俺が洗面所から出たのと、玄関のドアが開いたのはほぼ同時だった。
「おかえり」
「ただいま、風呂入ってたのか」
「うん、汗かいたから」
やばっ、なんか顔熱い…
鏡が俺の顔を見てる。
変だって思われてないかな…いや、でも風呂上がりだし、大丈夫だよな…?
奇妙な短い沈黙。
鏡は黙ったまま俺の手を引いてリビングのドアに入り、俺をソファーに投げた。
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