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日常 2 (優side)
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朝、最寄りの駅から学校までの道、俺はふと大事なことを思い出した。
「言い忘れてたことあった。
昨日鏡は学校行ったよ、もちろん翔として」
「え、マジ!?なんかバレなかった!?」
「ほとんどの人にはバレてないはずけど、拓哉だけは知ってる。
あいつ感鋭すぎて隠せなかった…」
「あー、そりゃ俺も無理だと思うわ。まあ拓哉なら大丈夫でしょ」
「うん。
あ、あと鏡授業はめっちゃ真面目に聞いてたけどノートとってないから、あとで俺の写しなよ」
「お、ありがと」
雑談をしてるうちに学校に着いた。
「おはよー!二人!」
後ろから声をかけられたので振り向くと拓哉が手を振りながら追いかけてきた。
「おう、おはよ!」
「おはよ!」
「ん、翔に戻ったんだな!」
「早っ!もう分かったの!?
てかなんでそんなすぐわかるの!?
まだ おはよ!しか言ってねえのに!」
「うーん、なんだろ、野生のカン?」
「お前絶対生まれてくる種族間違ってる。人間じゃない」
「前世はライオン?ゴリラ?」
「おめえら朝からなんか酷いな!」
たった一日の非日常が終わり、俺たちに日常が返ってきた。
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