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風呂 2
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温かいシャワーを浴びて、頭と体を洗っていく。
体を流してもお腹の中に海水が溜まってるみたいで気持ち悪い。
はぁ…疲れた…
ずっと遊んでた上に溺れたので、俺の体には疲労が溜まりまくっていた。
眠い…
シャワーを浴びながらガクッと寝落ちかけ、その拍子に椅子が滑って床に転んだ。
「…っくぅぅ…」
捻った右足をぶつけて痛みに悶える。
「おい!でかい音したけどどうした!?」
急に勢いよく開いたドアが、床に転がっていた俺の頭に直撃した。
「でっ!!ふんぬぅぅぅっ……」
「うぉ!?何やってんだお前!」
「何やってんだ、じゃない!!もっとゆっくり開けろよ…!!」
「その前になんで床に転がってたんだ」
「それは…!
一瞬寝ちゃって椅子から落ちただけだ!!」
うわ何この理由!ダサ!!
「ダサいな…」
「うっさい!もうすぐ出るから出てけ!水かけるぞ!!」
「はいはい」
今日は厄日だ。
踏んだり蹴ったりも良いところだな…
溜息を吐きながら体についた泡を流す。
右足が痛むので片足で立ち上がり、そのままケンケンで外に出ようとした。
____風呂でケンケンなんて危ないに決まってるのに、それを名案だと思った俺はただの馬鹿だ。
次の瞬間、石鹸でヌルヌルした床に滑り、視界はぐるっと天井を向いた。
背中から倒れた俺の後ろには運悪く棚があり、後頭部に痛みが響くと同時に意識が遠のいていった。
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