アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
学校案内 2
-
職員室や保健室など特に必要なとこだけ紹介していったので学校案内は思いの外早く終わりそうだ。
それでも最後の体育館に行く頃にはかなりの生徒が学校に来ていて、夏木をチラチラ見たり話しかけるタイミングを伺ったりしている。
当然一緒にいる俺や翔にも視線は集まるわけで…
早くこの状況から脱したいと思っている俺に対して、夏木は慣れているのか周囲を気にすることもなく俺たちとの会話を楽しんでいた。
翔も3人で話している内に大分夏木と打ち解けてきているようで安心した。
渡り廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。
「おーす!優、翔!」
振り向くといたのは拓哉だった。
「夏木の案内中か。
あ、俺は塚本拓哉!
同じクラスだから、よろしくな!」
「よろしく」
「おー近くで見るとやっぱイケメンだなぁ」
「拓哉もイケメンじゃん」
「ははは知ってる」
「黙れ少しは謙遜しろ」
あはは、と夏木が笑っていた。
そういや夏木がこんな風に笑うの見たの初めてだ。
さすが拓哉、というところだろうか
ちょうどその時、HR開始5分前のチャイムが鳴ったので、4人で走って教室に戻った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
70 / 182