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日常
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「じゃあ先帰るな。今日はキムチ鍋だから!」
「お!楽しみにしとく!」
「部活頑張れよー!」
今日は翔がバスケ部の練習があるから、俺は一人で先に帰る。
帰宅が7時を過ぎる翔を夕飯を作って待つのはいつものことだ。
「夫婦みたいだな」
「キムチ鍋かー、いいなあ」
後ろから茶化され振り向くと、拓哉と夏木がニヤニヤしていた。
「…なんだよ、ニヤニヤすんな
てか聞くな」
別にただ夕飯の話してただけだし隠す必要もないから隠さないけど、言われると少し恥ずかしい。
「聞くっていうか、聞こえちゃった?廊下で堂々と話してんだもん、しょうがないしょうがない」
「で?奥さんは先に帰って夕飯の支度?」
「奥さん言うな。
まあ今日は翔部活だからさ。
拓哉と夏木も部活だろ?」
夏木は拓哉と同じサッカー部に入った。サッカー部もバスケ部も忙しく、それに比べてゆるゆる美術部の俺は暇だ。
「どう?夏木、サッカー部慣れた?ハードだろ」
「うん、キツイ。日が短くなって筋トレ増えたしねー」
「はは、頑張れよ。
じゃあなー」
「優も気をつけて帰れよー」
夏木と拓哉に手を振り、俺は一人、学校を出た。
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