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こうして、俺は学校を把握する為に、冥と学校探索へ出掛けた。
「クラスは、多いよ。でも、一つだけたった10人のクラスがあるんだよ。」
「えっ?何それ⁉︎」
どんだけだよ。あんなにたくさんの生徒がいるのにそんな特別なクラスがあんの⁉︎
「そこは、容姿端麗、成績は10位以内、運動神経抜群の3つを兼ね備えたモノのみしか入れないクラスなんだよ。」
「えぇ〜〜‼︎‼︎‼︎」
怖っ⁉︎顔がイケメンか可愛い奴で、運動神経がメチャ良くて、その上、テストで10位以内とか、ってか、
「10人のクラスで10位以内って学年のベスト10はそいつらって事?」
「いや、全学年で10人のクラスだよ。どれかしらに入っても、どれかが欠けてて入れない人って一杯いるんだよ。特にテストで10位以内はね。」
そりゃ、そうだろ。寮の部屋の数から察するに軽く全校生徒が1000人超える計算だし、
「ヤバイな。そこ。」
「うん、ヤバイよね。一種の化け物だよ。」
「そうだよな。でも、実際にそんな化け物クラスがある。会ってみたいな〜、そんな人達。」
(実際にもう、2人に会ってるんだけどね。)
冥がそんな事考えてたなんて俺は知らなかった。
「残りは、40人編成のクラスが10個あるよ。」
「やっぱり、1000人超えてんだ。」
「知ってたの?」
「いや、部屋の多さから推定しただけだよ。」
「凄いなぁ〜。多分、瑠衣君。そのクラスに入れるんじゃない?容姿は申し分なし、成績は偏差値80ぐらい、後は運動神経だけだよ。」
「運動か、俺さ、興味無い奴は平均並なんだ。興味ある奴は発揮出来んだけど。」
「へぇ〜、例えば?」
「テニスとか、卓球とか、バスケとか、バレーボールとか、射撃とか。基本的、打つモノは出来るかな。でも、武器というか、何も持たずにやるのは無理なんだ。武術系とか、サッカーは蹴るだけだし、」
「バスケとバレーって身長的に大丈夫なの?」
「なっ⁉︎バスケはPG(ポイントガード:司令塔の事。黒子のバスケでいう、伊月先輩とか、高尾とかのポジの事)が得意だし、バレーは、リベロ(守備専門、ハイキューでいう、西ノ谷)だから。」
「なるほど。」
そうして、これからについて話しながら色々回ってると、でかい建物に出くわした。
「ここは?」
「あぁ、ここは薔薇園だよ。ここ体育館より広いから、迷子になるよ。迷路みたいになるから。」
「えっ?でも、薔薇だろ?色んな薔薇があるんだろうな。俺だけでも入る。冥は待ってろよ。」
そう言い残して俺は薔薇園に入った。
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