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どうしてこうなった…
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真白side
「んん~!!?んぁや、めろっ!ぁんんっ」
「……うるさい、だまれ」
…………俺は今、人生最大とも言っていいピンチにあります。喧嘩しかしてきてないような幼馴染にキスされてるんですけど!?!?!?!?!?!?
―――――――――――――――――
…………
まだ少し冷たい春の風が吹く中、俺、朝霧真白(あさぎり ましろ)は高校生になりました。
俺の頭じゃ第一志望にしてたとこが難しかったのでこの高校に変えたけど、校則もゆるいし、なかなか良いかな。
クラスは違ったけど、幼馴染の蛍(ほたる)もいるし何とかやっていけそう。
入学式を終えて教室の自分の名前がある席に座ってたら、急に教室が騒がしくなったから扉の方をふと見たら、見覚えのある……というか見飽きたくらいイラつく綺麗な顔があって、思わず立ち上がって固まってしまったくらい驚く奴がそこにいた。
一ノ瀬 獅音
(いちのせ しおん)
俺の幼馴染で、嫌になるほど一緒にいた見た目は、うん、王子様とか言われてるハイスペック野郎だ。
まあ、こいつの説明はいいよ、うん。
ていうか、は?なんでこの高校にいるわけ、県外のとこに行くんじゃなかったのかよ!!!!!
「はぁぁぁあ?!?!?!なんでてめーがここにいんだよ!!高校間違ってんじゃねぇーよ!!いるべきとこに戻れよ!!んで二度と来んな!!さようなら!!!」
俺が言いたかったことを言ってやると、そいつも俺をみて少し驚いた顔をしたが、すぐいつものイラつく顔に戻って
「朝っぱらからうるせぇな、間違ってねーよ俺が通うのはこの高校だ。んな馬鹿丸出しで大声出したら馬鹿がバレるぞ、あ、隠せてないか。ば、か」
「うっぜぇぇぇ!!!てかお前志望してた高校落ちたのかよwwwwだっせーのwwww」
「…喧嘩売ってんの?どうせ勝てないんだから挑発とかしてんじゃねーよ」
「はぁぁぁあ?!?!!なにいってんの?!負けたこととかねぇよ!いつも負けてんのはテメーだろうが!!!!」
とかふたりで言い争ってると
、
「ぷははははっ!!!やば、何お前ら仲良すぎやろwwwwどうせなら、皆で仲良くなろーよ!ってことでこのクラスになった記念に親睦会やろー!!!」
――――――――――――――――……………
とかいうふざけたハイテンションの奴のせいでカラオケでクラスの親睦会をすることになったわけよ……
誰かの一言で、お前ら仲いいから隣同士な!ってマジ意味不明なことを言われたため、獅音の隣で喋りもせずひたすらジュース飲んでた。
しばらくすると、飲んでたであろう飲みもん置いた獅音がいきなり俺の腕を掴んできた。
「あ?なんだよ、触んなきめぇ」
「……やわらか、マシュマロ?」
「…は?お前頭打ったの?」
いつもと様子が違うこいつに驚いて、顔覗きこんだら、
がっちり顔掴まれて、
「んん~!??んぁや、めろっ!ぁんんっ」
「……うるさい、だまれ」
え、え、えぇぇぇぇえ?!?!?!?!
キスされたんだけど……?!!
――――――――――――――――――………
と、冒頭に戻るわけです。
どうしてこうなった…
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