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気になるあいつ
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家に戻って着替えて、学校に行ったらクラスの奴らの視線が痛いのなんの…そしたら誰かに声を掛けられた
「おはよー!昨日は災難やったね、酔った幼馴染にキスされるとか、俺、雨宮涙(あまみや るい)!!仲良くなろー!!」
あぁ、こいつが蛍ん家まで送ってくれたやつか、あと、確かこいつが親睦会しよーとか言い出したよな。
んま、さっきこいつが酔ってキスされたって言ってクラスの誤解といてくれたみたいだしいっか。
「俺は朝霧真白ね、よろしく!てか、昨日蛍ん家まで送ってくれてサンキューな」
「いいえ~!!」
涙とは以外にも席が近かった。そして、最悪なことに獅音とは隣なんだよ!!!!マジ先生恨む!!すでに席替えしてほしいわ!あいつは昨日の記憶ないっぽいけど、俺もなくていいのにしっかり記憶残っちゃってるよ!!!それも、鮮明に覚えてるんだよ…もう誰かいっそのこと俺を殺してよぉ…
「おい、お前俺の机に荷物置くな!んで、吐き気するからこっち見んな。…くそ、頭痛え」
…散々に言ってくれちゃってるこいつも殺してよぉ、ついでに言うとその吐き気は俺の顔のせいではなく、二日酔いってやつですよきっと。ご愁傷さまです。
「…なぁ、昨日の親睦会のこと覚えてる?」
「あぁ、それがてめーの隣に強制的に座らされて、お前の腕触ったことくらいしか覚えてねえんだよ…なんでだろ?」
「ふぅん…そっか」
待て待て俺!!なんで、寂しそうなの?!こいつが覚えてなくて好都合だろうが!!!自分も忘れてなかったことにしたら、完璧だろ?!
…なのに、こいつが昨日のキス覚えてないことがなんか分かんねぇけど、寂しくて、俺なんか変だわ
授業中も休み時間もなんか、ずっとあいつが目の端にちらちら映りやがるから昨日のキス思い出してはひとり悶々としてた。こうして顔だけ見るとほんとムカツクくらい綺麗な顔してやがって、髪もかっこつけて金髪とかにして、でもそれが似合ってて、猫っ毛でふわふわの金髪がライオンみてー。イラついたらすぐ俺に噛みつくし、柔らかい物フェチなんだっけ?マシュマロが一番お気に入りみたいで、いっっつも食ってる。俺より10cm以上も高い身長とか綺麗な目に高い鼻、血色のいい薄い唇…と見ていたらその唇が動いた
「人の顔ジロジロ見てんじゃねえーよ」
「っっ!!みてねーよ!!!」
「がっつり見てましたけど」
「!!見てねぇつってんだろ!自意識過剰やろーが!!!!!」
「おぉ~い、いま授業中だからなぁ、静かにしようなぁ、仲いいのは分かったけど~ってことで、俺の授業を聞いてなかったふたりには、放課後の資料室の掃除という任務をあたえよ~!」
そんな先生の声が聞こえてふたりして前を向く。
「「は?」」
「頼んだぞっ☆」
いや、先生きっと無理矢理自分の仕事押し付けたろ今。くっそ、こいつのせいで皆からクスクス笑われるは、放課後に掃除を押し付けられるは本当いいことねぇな!!!!
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