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電話
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「そんなに泣いたら目腫れるぞ?」
俺との距離をまた詰めると、俺の頬に手を当てて流れる涙を舐めてきた。
「っ!!!や、めろ!!!!」
ドンッ
突然のことに驚いて一瞬固まったけど、急いで空の胸板を強く押し返そうとした。だけど縄で縛られてるせいで押し返せない、でも足は縛られてなかったから思いっきり膝を曲げて、空の鳩尾あたりを蹴った。
身体が柔らかくてよかった…
「いたたた…そんな思いっきり蹴んなよ、痛いじゃん…」
「お前こそ何してんだよ!!!!俺に触んな!!!」
「涙拭けないだろうからと思って舐めてやったのにー」
いじけたような表情で俺を茶化してくる。こいつ絶対俺のことバカにしてる!!!!!!!
「お前が手の縄を解けばいいだけだろうが!!!!さっさと解けよクソ!!マジ死ね!!!」
「それは無理ー。…真白は相変わらず口悪いなー。そんなこと言っちゃうんだ?俺今、お前に何でも出来ちまうんだぞ?」
「…っ!!!」
ニヤリと笑って俺を押し倒してきた。そして指で内腿を下から上になぞってくる。
「っ!!ひっ…ゃん」
「可愛い声だな?」
「や、やめ…ろっ!!触るなっ!!!!」
「ほんとは気持ちいいくせに?まぁ俺は嫌だよなー、一ノ瀬が良かっただろうけど残念。それは叶わないもんなぁー?ほら、もう一ノ瀬のことは諦めて俺にしとけば?俺なら真白のこといっぱい気持よくしてやれるけど?好きだろ?」
耳元で囁きながら手は俺の体をなぞってついに服の中にも手を入れてきた。
……やだっ!!!!
「やっ……やだっ!!!…やめろ!!!………ひゃんっ!」
バタバタと暴れて拒否していたらいきなり乳首を摘まれた。
「感じてるじゃん、これ好きなんだ」
摘んだり押し潰したり、触れるか触れないか位の位置を爪でかすったりして、しつこく乳首を攻めてくる。
「ひゃ…んぁ……ゃ、やらぁ…やめ、ろぉ…!!!!」
こんなことしてくる空にも、されて感じてる自分の浅ましい身体にも腹が立つ。やだやだやだやだやだ、やめ…て、やめてくれ…。誰か、誰か…助けて………
チロリロン♪チロリロン♪
「……でんわ?真白のか…」
空は着信音を聞いて、俺のスボンのポケットからスマホを取り出した。そして画面を見てニヤッと笑って、俺にも着信画面を見せてきた。
それを見た途端、俺は体に力が入らなくなった。
「あ…あぁぁ……ぁぁ」
「どーしよっか真白、出る?」
着信画面に表示されていた名前は『ライオン野郎』、獅音からの電話だった。
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