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あれ?!
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「ここ違う。目的語のとこにthat置くって教えたろ。はいやって」
「…あ…目的語…………ここ?」
「……もういっこ隣な。…あと三問だろ?さっき教えたようにやれば出来るからさっさとやれ」
飯食って風呂入った後、俺は約束してた英語の課題を獅音に教えてもらってた。
「………これなに?…」
「trustは信頼。beginningは始まり。…英単語は覚えとけよ、文構成覚えたって英単語わかんなかったら何も解けないだろ?はい、解ったら次やれ」
「……んー?…ん?!?!……ん!!」
「…正解。次は?」
いつもみたいにうるさくなくて、真剣な声が行き交う。
「………なぁこれ…s…いる?」
「いる…………正解。最後…」
「…………んーー…………ん!!!!」
最後の問題を解き終えて、獅音に見せる。
「……正解。おつかれさん、ちゃんと覚えた?」
「………た、ぶん?」
「たぶんかよ…まぁいっか」
「…終わったーーーー!!!!!!ってうおっ!!!!!!」
ずっと正座していたのを忘れて立ち上がろうとしたら足が痺れててバランスを崩した。やばい頭からコケる!!!!そう思ってグッと目を瞑った……………けど、急に前に引っ張られて、ポスッて柔らかい衝撃がした。
「はぁぁー…相変わらず鈍くさいなお前。びっくりしたわ頭打って死にたいのか、正座してたのくらい覚えとけバカ」
目を開けると獅音にの腕の中でベッドに倒れこんでいた。獅音が手前側に引っ張ってくれたんだと思う。あのまま後ろに行ってたらベッドヘッドで頭を強打するところだった……危なかった…。
「……わりぃ…ありがと」
「いーえ、てか重いからどけ」
…………退きたいのはやまやまなんだけども…あの…足がですね
「……痺れてて動けない、てか動かさないで!!!じっとしてて頼むから!!!!!」
1時間ちょっと正座してたら、それはもう足がめちゃくちゃ痺れてて、動いたらきっと子鹿みたいにプルプルなるのは明白だ。
「…これでじっとしてろって鬼かお前は!!!」
「だって足が!!!!痺れて痛い!!!!!」
「…………知るか!」
動かすなって言ったのに!グルンってひっくり返されて綺麗にベッドに押し倒される形になった。でも、俺は足の痺れでそんな事は気にもとめなかった。
「うひゃっ!!!!~~~っ!!!!馬鹿か?!!お前は馬鹿なのか?!?!動かすなって言っただろ!!!!………ゔー…ビリビリするぅ……殴ってやるっ…」
「……馬鹿はお前じゃないですかね?こんな態勢で勝てるわけないでしょうに…な?」
「…………あれ?……は?!…なんで?!?!?!」
いつの間にこんな態勢になってんの?!?!?!
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