アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
蛍の部屋にて…
-
父さんたちが酔いはじめてきた頃、蛍から部屋に呼ばれた。
………そういや帰ってきたら話がどうとか手紙に書いてあったよーな…
「で、何をはなすの?」
ピンクや白のレースでいっぱいの蝶羽の部屋とは違い、蛍の部屋は赤と黒でまとめてあってカッコイイ系の部屋だ。BL漫画が大量にあることや、BL漫画のポスターとかは見なかったことにしよう……。あと、獅音の部屋は白と黒、俺の部屋は白と藍色が多いかな…
蛍の部屋の赤いテーブルに向かい合せに座る。
「何をはなすの?って、そりゃもう真白と獅音の一週間のアレコレを蛍ちゃんに聞かせてちょうだいな♡」
「アレコレって……どうもねぇよ。普通に一週間過ごしただけです…」
喧嘩したり、空に拉致られたり、好きって言ったり、え、えっちもしたけど………イエナイ……イエ…ナ…イ……
……まって…ニコニコ笑う蛍が怖え…
「ふふっ……嘘は関心しないなぁ真白?ほら、言ってごらん?」
妖艶に微笑んで、俺の顎をクイッと人差し指で掬う。
「っ………」
優しい声に騙されそうになるがそうはいくか!!!言ったら大変なことになりそうだから絶対言わねぇ!!!てか言えねぇ!!!
「ふふふ……言わないなら…」
舌なめずりしながら近づいてくる蛍が怖い
「…っこうしてやるぅっ!!!!!!」
「ひぃゃっ!!!!!…やめっ……ふうぁ!!!…ひゃはは!!!…ひぃ!…マジで、や、めて!!んひゃ!!」
勢いよく飛び乗られて脇腹などをくすぐられる。
やばいっ!!!マジでやばいよコレ!!!!くすぐられるの弱いからほんとやめてほしい!!!!!笑いすぎて酸素吸えねぇ!!!
「いうっ!!いうからぁ!!!…んひゃ!…ひぃー!!っやめ、て!……も、ゆるしてぇ!!!」
身体をくねらせながら許しを請うとパッと手を離してくれた。
「ふぅー…言ってくれるならよかった♡…それよりなんだか真白の色気が増した気がする……やばっ可愛すぎて鼻血でそう…」
「…………ヤメテ…」
鼻血吹かれたら堪んないので蛍の横にティッシュケースを置いて、一週間の出来事を話し始めた。
「…ぅー…えっと、一緒に買い物行ったり、飯くったりして……あと………一緒のベッドで寝た…………です。……他は、えっと……喧嘩した、けど…ちゃんと仲直り出来たです。…あと、城島空っていただろ?…そいつと会って、拉致られて怖かったりしたけど、まぁ獅音が助けに来てくれた…ので、無事です。はい。…………ぇっと…おわ、り。」
大体の出来事をおおまかに話した。………えっちなコトしてたのは言ってねぇけど…。
「……ん?他には?まだ言ってねぇことあるだろ言え♡」
………怖え
「うぅ……あれ、あの…えっと……ぅぅ………ぇ、えぇ、えっちなコトも、しま…した……」
ほんと恥ずくて、手で顔を覆って小さな声で言った。
「きゃゃゃぁあーーーーー♡♡♡えっちなコトもしたって何したの?!ナニしたの?!?!本番あり?!?!てか、付き合ってるの?!あれ?なら、おはようとかおやすみのキスしたり?!うあぁぁあ!一緒にお風呂入ってトロトロにされちゃったり、あとは料理作ってる時ちょっかい出されたりとか?!?!きゃゃぁあーー♡♡♡ヤバいコレはおいしすぎる!!!やっときた!!!獅音はドSに言葉攻めするタイプだろうな、真白は淫乱ビッチな誘い受け?!二人の組み合わせとか…ぐはっ!!ヤバい…鼻血が…」
「おまっ、声がデケェよ馬鹿!!!!!あと、い…いん、淫乱ビッチとかじゃねぇよ!!」
ティッシュをとってやりながら蛍の口を塞ぐ。
てか、なんでそんな詳しいこと言ってないのに推測で俺達のやったことバッチリ当てちゃうわけ…………腐女子って怖っ!!!!!
「ティッシュありがと!……ふふっ、やっと二人がくっついて蛍ちゃんは嬉しいなぁー!!!萌が更に増えそうな予感♡あーもっと詳しく聞きたいぃぃー!!けど、その前に……城島??そいつ殺そうか…真白を拉致して怖がらせるなんぞ、私が殴りまくって息の根止めたるわクソ野郎が。その後焼却炉に放り込んで火を放って炭にしてやる。もしくは口の中に虫を突っ込んで食わせてやる」
目が本気だ………蛍が殺人犯になりかねねぇ…ヤバイよなこれは
「ま、待てって!大丈夫だってば!!!そんなことしたら、蛍が痛いだろ?女の子なんだからそんなこと言うもんじゃねぇって!!!な?やめとこ??」
「んー…腑に落ちないけど真白がそう言うなら……」
「うん。そうしよ!!」
危うく次の日のニュースに幼馴染が映されるとこだったわ……虫を突っ込むとかグロっ!!!
「まぁ、二人のおいしい話も聞けたし、いっかー!!あ、で結局は付き合ってるの?」
「………た、ぶん」
「多分って……自身なさげに言わないの!!!二人が恋人どうしでも私はむりろ大歓迎なんだから!!!……あ!そんな真白に蛍ちゃんがイイコトを教えてあげよーう!!!耳貸して!!」
そう言って蛍が俺の隣にきて、耳元でコソコソっとあることを教えてくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
96 / 315