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獅音side
家につくまでのことはよく覚えてない。
ただひとつはっきりと分かるのは
真白がほしい
ただそれだけ。
家の前につくとガチャガチャと乱雑に自宅の鍵を開ける。玄関に入ってなるべく綺麗に靴を脱いだら、真白の手を引いて部屋に直行。
部屋に入るなりドアに押し付けてがっつくようにキスをする。
「…しお、んっ…んんっ…ふぅ、ん……んぁ…」
俺の制服をキュッと握りしめてキスに応えようと必死なのが可愛くてほんとむかつく。口の端から流れ出る唾液とか、甘い声だとか、ぎゅって瞑った瞼だとか、こいつのすべてが俺を魅了する。
「………はぁ…どうしよ……マジで止めらんねぇ」
いったんキスを止めコツンと額を重ねる。
「……い…い」
「ん?」
真白がなにか言ったけど聞き取れなくてもう一度催促する。
「…いい……止めなくて、いいから………もっと……して…」
…はぁ…ほんと困る。こういうこと言われると止めらんねぇってのに!煽らないでください!
「………俺、キスだけじゃ止めらんないかもしんないんですけど…」
「……それ、も…いい……」
………いい?…え?…は?!…いいの?!え?……でも、
「しばらくえっちしちゃダメって怒ってたじゃん。もういいの?」
「………怒って、ねぇし…」
「…いや怒ってただろ………てか、ほんとにいいわけ?えっちした後にもう触んなとか言ったりしねぇ?」
よく分かんねぇまま、しばらくえっちしないとか言われたから念には念を入れて確認する。
そしたら拗ねた子供みたいに口尖らせて床に目線をやって手は俺の服をキュッと掴んだまま
「別に怒ってたわけじゃなくて!!……お前が、俺に触りたくて仕方なくなればいいとか思って意地張ってただけで……」
「…………」
「……でも、自分からあんなこと言ったくせに…俺のほうがお前に触りたくてしょうがなくって……お前、昼休みも女の子といるし………俺ばっかり好き…じゃねぇかよ…」
「………………」
…………あの…え?…なんなのこの生き物……可愛すぎだろ………俺に夢中になった欲しかったのに、結局は自分が夢中になってヤキモチ妬いて?……死ねよほんと…馬鹿だろこいつ……
「………馬鹿だなお前…」
「はぁ?!真剣なんだぞカス!!お前のせいでこんななってんのに!!!責任取れよライオン野郎が!!!」
「……だって俺、お前が俺に触れたいって思ってるより、ずっと前からお前に触りたいって思ってんだけど………どーしようか…もうお前のライオン野郎は我慢の限界なんですけど…」
……俺がましろの顔を覗きこむようにして少し笑うと顔真っ赤にしてなんて言ったと思う?
「…今が一番食べごろ…」
って、あー……もう、してやられた感半端ねえなー…でも、今が一番食べごろらしいから美味しいうちに頂こうかな?
「…んじゃ、いただきます」
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