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反撃レベル3②
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「……………すきー……」
「……は、ぃ?!」
上から覆いかぶさるように抱きついたまま、首だけ横へむけて獅音の耳元で声を発する
「………すきー…すきすきすきぃー…」
「…………………」
「獅音ー…すきぃー……だいすき…」
「……………」
……やっぱり効かねぇかなー…つか、反応すら無しじゃんかよ……まあ、ヤケクソだし、言い続けてやる……
「獅音ー…すきすきすきだいすきーー…」
「……ぉぃ…」
……ヤケクソで言ってるけど、それでも、まじで好きだなー…って思う
「…一番…すき………獅音…すき…」
「………ぁ、の……ちょ…と……」
くそー…あんなに大嫌いだったくせに、こんなに好きにさせられちまったよ………こんなはずじゃなかったんだけどなー…
……あー…もうダメだ……こいつがいたら他には何もいらねぇかなー…とか、少女漫画にでも出てきそうなセリフ言えちゃいそうだぞ……いい加減、これはヤバイ域に達してきた……
…………でも、
「………ほんと…めちゃくちゃ……すき…」
「……ぅ、ん……わかったから……ちょっと…うん……ほんとに…待って……」
「……っん、んぅむー!!」
ヤケクソになって好き好き言い続けてたら急に口を獅音の手で塞がれた
……………そこでやっと気づいた…
……………こいつ耳すっげぇ赤い…
照れ、て、る…?…恥ずかしがった?!?!よく見ると首まで赤い……
………ヤバイ…嬉しすぎてニヤけそ……
…顔、見てぇな……
口を塞がれていた手をとって
、ゆっくり獅音のほっぺにキスをする
「………なぁ…獅音……顔、みせて…」
獅音の腹に跨るような形になって上から獅音を見つめる
「…っ!!むり!!……退け!!こっちみんな馬鹿!!蹴るぞ!!!」
「やだ!蹴ってもいいし殴ってもいいから顔みたい!!!みせろ!!!」
頑なに顔を見せまいと両手で顔を覆っている獅音の手をムリヤリ退かす
「……っっ!!…………あーくそっ!!!まじ、今日のお前なんなんだよ!!」
「…………っっ」
「……何とか言えよ馬鹿マシュマロ!!……ほら!もういいだろ!…………頼むから…もー無理…」
「………………………う、うぅー…」
やばい、やばい、これはやばいです……
何なのこいつ…イケメンな顔して顔真っ赤にして……うぅー…ダメだ…俺がパンクしそうだ……
………頑張ってよかったー……
跨がったまま獅音の両頬をパンッと俺の両手で挟む
「っいてぇよ馬鹿!!……なに…」
赤みのひかない顔のままで見つめられる
………うぅ……あーー…まじ、ヤバい…
「…?!…ぇ、ちょ、まっ…んんっ!……ぉ、い!…んふぁ、んっ!!…」
「……んっ……んぅぅ…ぁ、んっ!」
喰らいつくように獅音の唇に自分の唇を重ねた。何かもう、止まんない……
「っふぅ…んっっ!!………んぅ……………ぷはっ!…ってめぇ、待てって言っ「獅音、俺お前のことめっちゃ好きだわ……」…た、だ…ろ………」
キスが止むなり文句言ってきたこいつなんだけど、それでも好きなんだなーこれが……どうしたもんかな……
「…チッ……てめぇ今度覚えてろよ…死ぬほど恥ずかしがる事してやるからな!!!」
真っ赤な顔したまんまそんなこと言われても、可愛いだけなんだけどな………まいっか…
「……うん、好きだから許してやるよ………………でも、…お前は…」
「………なんだよ……」
…最後にまた、ちょっとだけイジワル…
「………好きって言ってくんねぇの?」
「っっ!!!!!」
「…好きって言ってよ」
「だぁぁああクソ!!!!馬鹿か?!アホか?!死にたいのか?!殺したいのか?!俺死ぬの?!…………あー…もー……やだ……死にたくないー……」
「……しおん…」
「……………………………………す、き、だよ…」
「…でも、俺のほうがもっと好きだな……今日は俺の勝ち」
「……今日は、お前の勝ちでいい………でも、明日は俺が勝つ」
仕掛けんのもやり返すのも、勝った負けたも、意味の分からん張りあいも、明日があるんだとか思うと頬が緩む
あー俺幸せだわ…
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