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保健室まで
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獅音side
ピ―――――――!!!!!!
「キャ――――――――♡♡♡♡い・ち・の・せ・くぅ~ん♡♡♡ナイスシュート―――♡♡♡♡♡♡」
「かっこいい~~~~♡♡♡♡♡」
「腹チラ…っ!!!……攻めの…腹チラ……受けに見せてあげてぇ~!!!そんで顔真っ赤にさせて?!可愛すぎかよぉ~♡♡♡♡♡真白ぉ~~~ハスハス♡♡♡♡♡」
…………ホイッスルより高いしうるさい……♡使いすぎだろ……
………最後の声は……聞いたことない……俺の家の隣の女とか………そんなの知らない………恐怖…っ!!!
「ハート飛ばされてるね一ノ瀬…なんか一匹他種が混ざってたけど………ノルマ超えたからもう抜ける?」
宮城がオフェンスやってる最中に俺に声をかけてくる。宮城…余裕そうだな。まぁ、バスケ部で一年ですでにスタメンらしいし、そりゃそうか。
ついでに言うと、宮城と俺、中学バスケ部一緒。
「いや、このQ終わって抜ける」
「…そう…ありがとう。なら抜けるまで頑張ってもらおうかな」
「…ん」
……相変わらずの落ち着いた雰囲気。たまに突拍子もないこと言ったりするけど…。
人間観察が趣味で、よく人のこと見てる。白い肌にふわっとした焦げ茶色の髪。前髪長くてよく見えないけど結構可愛い顔してるなと思う。それ言ったら苦そうな顔されたからわざと前髪伸ばしてるんだと思うけど。
シュート7本入れたあたりからバスケ部の先輩と顧問の視線が怖いから、もう……シュートは入れない……です…。
「一ノ瀬くぅ~ん♡♡♡頑張ってぇ~♡♡♡♡♡」
「きゃ―――♡♡♡♡こっち向いてぇ~~♡♡♡♡♡」
「…こ、これを…っ!!!…ま、真白に……写メ…写メらなくては……っ!!!そしてこれ見せて顔赤くするところを写メ……いや、ムービー!!ムービーでいこう!!……はぁ…真白ぉ~~~ハスハス♡♡♡♡」
……………怖い……はーと…怖い…
……………そしてさ………最後の声のやつ………口にガムテープ貼っていいかな……ついでに鼻にもティッシュ詰めてやろうかな……鼻血……でてる……
ピ―――――――――!!!!!!!
「インターバル入ります!!!!!」
終わった
「いいよ、おつかれ……早く行っておいで」
あとから来た宮城が俺の背中をポンと叩いてきた
「ん、ありがと……行ってくる」
インターバルで休憩もせず、俺は急いであいつの待ってる保健室まで走った。
あぁー…くそきついのに、なんかもう、あいつに触れられるなら何でもいいわ…
「普通のシュート5つにスリーポイント2つ……16点……一ノ瀬のやつやり過ぎ…俺、顧問に怒られちゃうじゃんー………ま、一ノ瀬のニヤけ顔見れたし、いっか…」
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