アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
女の意見
-
「……………という、こと、です…」
俺は放課後、獅音と帰って明日の時間を聞いてから急いで蛍の家に行った。……まぁ、隣だけどな。
「…………っっいぃぃやぁぁぁあ!!!!!!!!なにそれ、まだデート行ってなかったのぉぉお?!?!?!でもその初々しさが逆に萌えを膨れ上がらせてるかもぉぉぉお!!!!!!!」
「…………あ、あぁ……う、ん……デートじゃなくて、ケーキ食べに行くだけ、な?」
そんで、かくかくしかじか……と話を終えて今この状況にある。
興奮してベッドでゴロゴロ転がってバタバタやってる幼馴染が怖い。
「それもデートに入ってんだよ!!んでんで??!私には、何を聞きにきたの??いっぱい聞いて!!!」
そうだ。ここからが本題だ。
でも、な………女の子に聞いていいもんかね………
「いいからさっさと言わんかい!!!言わないで何しに来たのさ!!!」
………ですよね。
「…いや、……ぁの……どんな格好…で行くべきかなー……とか…聞きたくて…」
相手は男だし…女の子に聞いてもよく分かんないかな…………でも俺の周りまともな答え言ってくれそうなやついないし……かくなるうえは蛍に………と言うわけなんだけど…
「服?私は真白の着る服、結構好きだよ??まぁ獅音だし…服のジャンルは被んないと思うから何でもいいと思うよ!!」
「……その何でもいいが、決まんない」
何でもいいと思うよ!!って言われても、決められずに蛍に聞いてる俺には決まんないんですよ……。
「…んー……だよねー………………………あぁぁぁあ!!!!!イイコト思いついたよぉぉお!!!!!!」
「うわっ!!!!!い、いきなり大きな声出すなよ!!!」
今までベットでゴロゴロ転がってた蛍が、ガバッと勢い良く起き上がって急に大きな声をあげた。
……騒がしいやつだなほんと。
「めっちゃイイコト思いついたの!!!!」
「なに、それ……」
「………………??」
嬉しそうに話すから、思いついたという内容が気になって聞いたら、首かしげられたんだけど?!?!いや、それしたいの俺だから!!
「??、じゃねぇよ!!……なんなの?!教えろよ!!」
「…………あ、今日泊まってね!!」
「無視かよ!!!」
俺の話は完全無視で全く関係のない話に飛んだ。こういう時はいくら言っても無駄だからこれ以上は聞かないけど、気になる。
「…はぁ……泊まるって何で?」
「明日のため!!!明日はウチから行けばいいじゃん!!服も決まったし!!!」
「…あぁ…別にいいけど…………ん?……まてまて……いつの間に決まったっけ??」
ハイテンションな蛍に押されて聞き流そうとしてたわ。いつの間にも何も、服が決まったとか、話してなくない?!
「えー!!決まったよ!!明日になればどうせ分かるんだから、家に戻って財布とか明日いるもの取ってきなよ!!泊まり用の服はお兄ちゃんのきて、お兄ちゃんの部屋に寝たらいいよ!!早く戻ってきてね!ご飯食べよ!!!」
「…………はいはい……もういいよ……」
どうせいくら言ったところで話す気はないらしいので、言われた通りにするよ。てかお兄ちゃんて……遼くんまた居なくなったの?!
「……遼くんは…?」
「ふぇ?……一昨日またどっか行ったー」
「……あー……」
蛍のお兄ちゃんの遼くんは度々ふらぁ〜とどっかに行ったと思ったらまたすぐ帰ってくる人です。ついでに言うと1個上の高2。でもまたどうせ、バイト帰りに満喫とかやよって漫画読み出したら止まんなくなってそのまま……とかな気がするけど……。
「アイツのことはいいから早く準備しておいで!!……ふふっ……明日楽しみだねぇ!!!」
「…はいはい……」
「ふふふ♪」
まぁ、楽しそうだからいいか……明日が怖いけど……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
159 / 315