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分け合いっこ
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真白side
いやまぁ…デートに着ていく服がわからないからと幼なじみに相談すれば、ふわふわでかわいい系の女装とか化粧とかさせられたり
そしてあろうことかそのクソ恥ずかしい格好であのカスライオンとデートに行かされたり
街中で、手…っ、とか、繋いだり…っ
手を繋いだのは抜きとして……、神は俺を見放したと思うほど、ほんっっっっっとぉぉに最低最悪に値する事態であったけども………
「…っっうっまーーーー!!!!!!!」
ピュアジェーンのスイーツは神をも超える素晴らしさだった!!!!!!!!!!
「ヤバい……このフルーツタルト………美味すぎかよ……〜〜っっ!!!!」
いやほんとやばいってこれ!!!
甘いカスタードクリームの上にいっぱいのったフルーツが甘すぎずさっぱりしててほんと美味しいからっ!!!このクランベリーが好き!!
俺たちは二人とも甘いの好きだから、俺は右の棚から獅音は左の棚からケーキをとって、違う種類の食べて美味しかったら分け合いっこするみたいな感じでめっちゃ食ってる。
いやもうこれ幸せすぎてヤバいな……俺死ぬならピュアジェーンのケーキに埋もれて死にたい……
「このストロベリームース美味しかったから食ってみる?」
向かい側に座ってる獅音がスプーンに乗っけたムースを見せてきた。
ピンクのふわふわのムース!!!これも美味そう!!!
「っ!!食べる!!」
「ほら、口開けろ」
スプーンを俺の口元に近づけてくる。
「…あ!」
「ん…。……な?美味しくない?」
何も考えず目の前にある美味しそうなストロベリームースの乗ったスプーンを口に入れる。
「ん!ん!!」
口に入ってるから喋れねぇけど、美味しい!そう思って首を縦に振る。
ふわふわのムースと苺のソースもいい感じでたまらん…っっ!!
「このケーキのキャラメルソースがけも美味しかった。……はい、あーして」
「…あー」
獅音の手によってまた口の前まで運ばれてきたケーキを食べるべく、少し身を乗り出して口を開けた
すると、
「…ふふっ……ねぇねぇ…あれカップルかな……かわいー…」
「…ほんとだー…でも兄妹じゃなーい?いっぱい食べてるし……てかあーんしてあげてる金髪のひと綺麗ー……」
「…リボン女の子の方も可愛いねー…美味しそうに食べてるし…ふふっ…あーんとか……ラブラブだ…くすっ…」
~〜~〜ッッ!!!!!!!!
「ん!!!!」
や っ て し ま っ た !!!!!!
すごいこと聞いてしまった驚きで勢い良くスプーンに食いついちゃっただろ!!!!
「…くっ…ぶはっwww………いっぱい食べるな?リボンの女の子……ククっっwwwwwwww」
こいつマジ殺す
「美味かったろ?」
……………………。
……美味かったけども!!!!!
「美味かったけど!!!つ、次…ぁ、アレしたら、足踏み潰すかんなっ!!!!」
「結果的に食ってたじゃねーか。お前も嫌じゃなかったくせにそんなこと言うんだ?」
「そ、そうだけど!!!っ喋んな!!とりあえず落ち着け!!!!」
「……………いや、お前がな?」
てか、なんで俺も気づかないで普通に食ってたんだよ!!!気づこうよ!!!
てか公の場ですよ!?!?!なにやってんだよほんと!!!家じゃねぇつーの!!いや、家でもしないけどな!!?てかなんなの?!女装でもして気が緩んだか朝霧真白!!しっかりせい!!!
「…あ、この紅茶のサバラン美味い…」
やけになって食ったやつが結構美味しかった
「お前にやったんだから俺にもちょーだい」
そしたら獅音が俺の手掴んでそんなこと言うからやらざる得ない…というか、さっき貰ったからやるけど
「ったく……ほら、口開けろ」
「………あ」
そのままフォークに乗せたサバランを獅音の口に入れる。
「……な?美味いだろ?!」
「うん美味い」
「さっき食べたこのチョコタルトも美味しかったって…」
そう言いながらチョコタルトの皿をとってたら
「なに?また食わせてくれんの?」
ショートケーキ食いながらにやにや笑ってこっち見てた
「…?……あっ!!!!…~〜〜ッッ!!!」
「自分もしてんじゃねーかwwww」
しまった!!!!なにをやってるんだよ俺!!さっきしっかりしろって言ったのにほんと何やっちゃってんのー……おんなじ事やってんじゃねぇか……ボケたかな…………怖いな……老化………
てか、近くの席の人がクスクス言ってんの聞こえるし!!くっそ恥ずいったらありゃしねぇよ!!!
あーくそ絶対これ顔赤いだろ俺……ほんとやだ……
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