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面倒事
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獅音side
ひと通り食べたいの食べたあと会計済ませたら、あいつがトイレ行きたいって言うから店の入口のベンチに座ってたんだけど………。
……チッ…失敗した……俺もトイレついて行ってればよかった…………
「ねぇ君、私と一緒に遊んでくれるなら、違うサービスもしちゃうけどどう?♡」
……とか
「君!僕こういう者なんだけどモデルとか興味ない?!絶対イケるよ!!ビビッときた!!ビビビって!!!」
………とか
「おにーさんっ♡!一人?俺も一人なんだけど、一緒にこれからどっか行かない?お兄さん綺麗だから大歓迎なんだけど」
…………とか
「…あぁ…いや、連れを待ってるので………遠慮しときます…」
…………いちいちこの返事をするのも疲れてきた……。てか、男…。
「あのー!すごくカッコイイですね!お一人ですかぁ?暇ならミナと遊んでくださぁいっ♡」
……またかよ
……うわぁー……面倒くさそうなのきたー…。
「……いや、連れ待ってんので…すんません。」
頼むから帰ってくれ。あんたの声デカイから人が通るたびこっち見てきて疲れる…。お願いします帰ってください。
「うーん、じゃあ、お友達が来るまで一緒にお話してくださいっ♡」
「……は…?」
おいおいまてまて。
そう来るか。
帰れよ、リナとやら。…ん?…ヒナ?…マナ?……忘れたけどとりあえず帰ってくれ。頼むから隣に座んな。近寄るな。
…おえっ…香水臭えー…。
「LINE交換してくださいっ♡はじめはお友達からでいいので♡」
お友達からでいいので、って…今後それ以上になる気まんまんかよ……。なんかこういうの無理だ…。なんて返していいのかわかんねぇし、とりあえず離れよう。対応しきれそうにない。
そう思って無言で立って、声をかけてきた女から少し離れた。
と思いきや
「もぉ!待ってよぉ!お友達待ってる間お話しようって言ったのに!」
…………こっちにきやがった……。
めんどくせぇー!!誰もお前と話すとか言ってねぇし!!その香水臭いので近寄られるのとケバい化粧見てると吐き気を催すわ!!無理!!そんでお友達じゃなくて彼氏だけどな!!恋人だっつーの!!
っ!!!そうだよ!!!てかあいつ来るの遅すぎるだろ!!!なんだよ!!うんこしてんのか?!?!もたもたしてねぇでさっさと出してこっち来いよ!!!
「あの、待ってるの友達じゃなくて彼「あぁー!!いたー!!」
一瞬右腕に圧がかかって、人肌が触れる。はぁー…やっと来たか。
「遅くなってごめんね!待った?」
……………………?!?!?!
…………………は?!?え?!?!
………いや、あなた誰?!?!?!?!
「もぉ、何ボーッとしてんの♡」
右腕に絡められた腕、声、身長…明らかにあいつのものではなかった。
そんでなんか知り合いみたいな感じで声かけられたけど、言っていい?!全く知らない人だから!!!
「………いや…あの」
「…なーんだ。待ってる人って彼女だったのー?」
俺の声を遮るようにケバ女が腕を組んで喋りだした。
おいおいおいー、なんか挑発するような言い方すんなよー!!!
「ねぇ、誰この女、化粧ケバすぎでしょ。そんな化粧しないといけないスッピンとかwwwこれぞブスって感じぃー」
あんたも何言ってくれちゃってんのー!!!!!
見て!!怒りマックスよ?!?!すっごい顔してキレてるよー!!?
「っ!!!なんなのマジでうざいんだけど!!!」
あー、でたわー………
女子が喧嘩になった時に言うセリフ。あんまり可愛くないんだよなーこれ。
てか、全てさっき言ってらした言葉あなた達に言いたいんですけど……。
誰なのあんた……。てか、俺挟んで喧嘩おっぱじめんなよ……。
……そしていい加減戻ってこいよマシュマロ……
「私が彼女なんだからさっさとどっか行ってよね!……っ!」
二人で言い争っていたのか、急に俺の首に腕を回してきて、名前も知らないこの女…恐ろしい行動に出やがった。
「んっ?!?!」
#<\&♡》☆❅★*↓※→?!?!?!
は、はぁぁぁあ?!?!?!?!
「っ!!!言われなくても!!!」
待て!!!おい待て!!!リナかヒナかマナかよく分からんケバ女!!!待ってくれ!!!
こんな時ばっかさっさと帰りやがって!!!
「っおい!!!」
かくなるうえはお前だ!!正体不明のやつ!!
「ふふっ、ごちそうさま♡」
ほんとに
なにキスしてくれちゃってんの?!?!?!
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