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お隣さん/第三者側
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後ろを振り向くと上品な黒色のスーツを纏った背の高い男の人が立っていた。顔立ちが凄く整っていて男の俺でも惚れ惚れしてしまうぐらいだ。歳は俺より少し上ぐらいだろうか...?
「ここ最近、お隣さんの姿見てないんで心配で...どうかしたんですか...?
あ、申し遅れました。私、早川さんの隣に住んでる竹田隼人と申します」
その男はそれだけ言うとスーツの胸ポケットから名刺を取り出し渡してきた。名刺を見る限り、どうやら建築関係の仕事をしているらしい。
「俺は湊...あ、いや、ここに住んでる早川の幼馴染で松田誠って言います。職場も同じなんです...あいつここ1週間仕事にも来ないし...家にも居なくて...何処で何やってんだか...」
軽い自己紹介を済まし、竹田と同じように名刺を差し出す。
「...心配ですね...」
「もう暫く様子見てそれでも帰って来なかったら警察に捜索願い出そうと思います...携帯も繋がらないし...」
「そうですね...若しかしたら帰ってくる可能性もありますしね...」
こんなに一緒に親身になってくれるお隣さんがいて湊は幸せだな...
「今日はここで失礼します。では」
「はい、気をつけて下さい」
松田が去っていく後ろ姿を見つめて竹田は薄気味悪い笑みを浮かべ、ポツリと
「新しいオモチャ見つけた」
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