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『小話 2』派遣社員 6
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「昴くーん、用意できたから来てもらってもいいかな?」
落ち着きを取り戻した昴をカメラマンの男性が呼んだ
「あ、はい」
南雲と一瞬だけ目を合わせ大丈夫と思うと、立ち上がり呼ばれた方へと駆けていく
「じゃあスタジオに来てもらってもいいかな。…明人さんも」
男性が南雲の名前を呼び、3人でスタジオに入る
「昴くん入りまーす。」
不意に大声で名前を呼ばれ、思わず驚く昴に南雲が背中を軽くさすった
「驚き過ぎです。」
「ご、ごめんなさいっ」
「じゃあ明人さん、昴くんをお借りしますね。…昴くんこっちに来てもらってもいいかな?」
カメラマンに腕を引かれ、スタジオの奥へと入っていく昴に南雲は手を振った
「どうぞ。……さぁて、どんな仕事っぷりなのか拝見させてもらおうかな。"相馬昴"さん」
カメラマンに腕を引かれて連れて行かれた先は思いもよらなかったセットの中だった
「ここに寝てて。…あ、体制は特に指定しないからリラックスしてなるだけ自由にね」
キングサイズの広いベッドに座らされ、よく解らない指摘を受ける
「ぅえ?…あ、あのっ」
「大丈夫、あとは男優さんに任せておけば気持ちよーくさせてくれるから」
それだけ言うとカメラマンはセットから姿を消し、代わりに何人かの男性に囲まれた
「よろしく。昴くん」
「じゃあ、はじめまーす。」
昴の頭の中では今何が起こっているのかを整理する事で手一杯だった
(今、何が…気持ちよくなるって…どういう事?)
別の場所に意識が集中していたからか、昴は1人の男性に両手首を掴まれベッドの上に押し倒された
「……ぇ」
驚きで間抜けな声しか出ない
「…おいおい随分と大人しいじゃねぇか。今から俺達に犯されるって言うのによ」
(…犯される?)
そう思った途端、自然と身体が動いた
「やだっ‼︎…やめっ、 離せよっ‼︎」
もがき暴れると、その足を別の男性に押さえつけられ、ベルトを外される
「おーおー、暴れる暴れる。」
「久々に楽しめそうだわ。」
(やだっ‼︎…南雲さっ‼︎ )
首を動かし南雲の方を見ると、彼は真っ直ぐに昴を見ていた
心から楽しそうな表情で…
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