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『小話 2』派遣社員 12
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車についた昴は南雲に後部座席に乗せられる
「疲れていたら寝てくれて構いませんので…」
先程見せた顔とはうって変わって違う表情の南雲に少し困惑しながらも昴は小さく頷いた
「…安心して下さい。もう悪いようにはしないですから」
パタリと扉を閉め、運転席へと南雲が回るとエンジンをかけて流れ作業のように車を走らせる
(…俺、これからもこんな仕事やらされるのかな。)
揺れる車内で昴はふと思う
そして、こんな事はもうしたくないという思いからか涙が溢れ出てきた
(…痛かった。怖かった。)
夜の街灯で照らされる道路を見ながら昴はゆっくりと瞳を閉じるのだった…
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